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本作は、海底から突如出現し侵略を繰り返す凶暴な“KAIJU（怪獣）”と、パシフィック・リム（＝環太平洋）の国々（日本、米国、中国、ロシア、オーストラリアなど）が開発した人型巨大兵器“イェーガー”の対決を描いた作品。

何年にもわたって何百万もの人命を奪い続ける巨大なKAIJUと戦うため、人類は特殊な兵器を開発。“イェーガー”と名づけられたその人型の巨大兵器（対KAIJUロボット）は、2人のパイロットが同時に操縦。彼らは操縦前に、神経ブリッジを通して互いの脳を同調させる“ドリフト”というプロセスを経て、戦闘態勢に入ります。最初は優勢だったイェーガーですが、KAIJUは出現のたびにパワーを増していき、その容赦ない襲撃の前に、人類は対抗できなくなっていきます。

いよいよ滅亡の危機に瀕し、人類を必死に守っている者たちに残された選択肢は、ただ1つ。疲れきって一度はパイロットをやめた男（チャーリー・ハナム）と、実戦経験のない新人（菊地凛子）という、ふつうなら考えられない2人がコンビを組み、旧式のイェーガーで戦うことに。彼らは、迫りくる滅亡を食い止める人類最後の希望として、KAIJUに立ち向かいます。

メガホンを取ったのは、『パンズ・ラビリンス』でアカデミー賞候補になった鬼才ギレルモ・デル・トロ監督。トラビス・ビーチャムさんの原案から、ビーチャムさんとデル・トロ監督が脚本を執筆。出演は、チャーリー・ハナム（TVシリーズ「サン・オブ・アナーキー」）、イドリス・エルバ（『マイティ・ソー』）、菊地凛子（『バベル』）さん。子役の芦田愛菜ちゃんが、本作でハリウッド作初出演を果たしました。

最先端 VFXを駆使した圧倒的なバトル映像や、日本のアニメや特撮 文化に精通したデル・トロ監督によるこだわりのイェーガーのメカ・デザインも見どころのひとつ。

日本より一足早く7月31日に公開された中国では、初日の興収だけで900万ドル(約8億6800万円)を突破。ハリー・ポッターを抜く歴代1位の記録を打ち立て、8月4日時点で4,528万ドル（約43億6700万円）を稼いでいます。中国のほか、ロシア、韓国、英国など海外マーケットで好調で、早くも続編の可能性が報じられています。

【ストーリー】
西暦2013年8月11日午前7時――。“奴ら”は最初にサンフランシスコ湾を襲撃した。 太平洋の深海の“裂け目”から出現した、超高層ビル並みの大きさの謎のKAIJUにより、3つの都市がわずか6日間で壊滅。ようやく軍隊が倒した時は、すでに何万人もの人命が奪われていた。

まもなく人類の存続という大義のもと、団結した環太平洋沿岸（パシフィック・リム）諸国は、PPDC（パン・パシフィック・ディフェンス・コープ）を設立。人類の英知を結集した人型巨大兵器「イェーガー」を開発した。 しかし人類をあざ笑うかのように、何体ものKAIJUが次々と海底から姿を現し、破壊を繰り返す。壮絶な戦いは5年、10年と長引いていった。 世界各地でイェーガーの苦戦が続く中、かつてKAIJUとのバトルで兄を失ったローリー（チャーリー・ハナム）は、失意を乗りこえて再び戦うことを決意。日本人研究者のマコ・モリ（菊地凜子）とコンビを組み、旧型イェーガー“ジプシー・デンジャー”を修復して戦線に復帰する。 現在使えるイェーガーは4機。地球の未来は彼らの勇気に掛かっている。果たして人類は存続できるのか――!?

ローリー（チャーリー・ハナム）とマコ・モリ（菊地凜子）


KAIJU（怪獣）


芦田愛菜ちゃん