ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
レビュー


Harry Potter and the Deathly Hallows Part2

2011年7月15日(金)丸の内ピカデリーほか全国でロードショー

映画情報  映画館情報  

ファンタジー・アドベンチャー/アメリカ/130分
配給:ワーナー・ブラザーズ

 

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J.K.ローリング
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特賞 1等 2等 3等

【当選者(確定)】
★特賞Mayuさん不死鳥さん
★1等ののこさんこばさんヒイラギさん
★2等草木も眠る丑三つ時さん音ぷさんSophistaさんかよんぬさん愛良さん
★3等真のグリフィンドール生さんバツフォイさんほのかさんちとせさんmegumiさんなっとうさんドラコ☆ぴーち さんKuraさんルーナ ラブグッドさんS.I さん雅さんH・KさんまおさんいつでもどこでもHarryPotterさん佳奈さん

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』映画評論家のレビュー
テレグラフ紙:★4つ(5つ満点)。退屈だった1作目と比べ、『ハリー・ポッター』最後の映画は簡潔で、心がかき立てられ、感動的な作品となった。
ニューヨーク・タイムズ紙(主役の)子供たちが何と成長したことか。映画もまた、成長している。スネイプ役のアラン・リックマンの見事な演技のおかげで、善と悪を描いた児童小説は、人間の葛藤を描いた物語へと昇華した。
米エンターテインメント・ウィークリー誌:Aマイナス(高評価)。10年におよぶ社会現象となった映画のスリル満点の結末。「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」は、本物の映画の興奮は、それ自体が魔法であることを証明した。
ハリウッド・レポーター紙:歴代興行収入第1位の映画シリーズの素晴らしい最終作。
IMDb8.7(10点満点中。日本時間7/15午前3時現在)
批評家のレビュー一覧(平均8.4・日本時間7/15午前5時現在)

 

「ポッターマニア」のレビュー
世界を魅了しつづけた物語の壮大なるフィナーレ!  9.5点 (ネタばれあり)

10年に亘った「ハリー・ポッター」映画もついに完結。これが見納めとなってしまった。
フィナーレを迎える本作では、ヴォルデモート陣営との戦いがさらに熾烈さを増し、ホグワーツ魔法学校も敵の一斉攻撃で粉々に破壊。多くの犠牲者が出てしまう。ハリーは、ダンブルドアから託された重大な使命をまっとうしようとするが、その途中で自らの残酷な運命を知り、究極の犠牲を強いられることとなる‥。

まず、バトルシーンの迫力がすごい!神聖な場所だったホグワーツに死喰い人や吸魂鬼が押し寄せ、さらに巨大蜘蛛や巨人が、容赦なく破壊の限りを尽くす。だが先生や生徒、不死鳥の騎士団だって負けてはいない。本気の魔法で校舎を防衛、敵を攻撃し、これまで家事魔法しか見せなかったモリーも、死喰い人に立ち向かい、渾身の力で死の呪文を唱える。罪のない者がおおぜい傷つき、あっけなく殺されるが、これが戦争のむごさ、リアルな姿なのである。
ハリーとヴォルデモートの戦いも原作に増してパワフルに描かれ、二人は学校中を走り回りながら、杖だけでなく拳も使い相手を倒そうと必死になる。相手の胸ぐらをつかんで谷底に落ちたり、階段を転げまわったりと、文字通り死闘を繰り広げる。善と悪の、力の限りを尽くした総力戦は圧巻だ。

激しいアクションだけでなく、キャラクターの内面も丁寧に描写されている。本作では謎に満ちていたスネイプの過去が明かされ、観客は彼の子供時代やロマンス、死喰い人の道を選んだがゆえに起こる悲劇を知ることになる。「深い後悔(Remorse)」は、原作7巻のテーマのひとつだが、愛する人の死を前にアラン・リックマンが見せる絶望と悔恨の表情に圧倒され、胸が締めつけられた。

ヴォルデモート役のレイフ・ファインズの役者魂にも脱帽だ。声のトーンと目の表情だけで、自由自在に怒りや憎しみを表現、観る者を畏怖させるのは、名優ならではの技であろう。ダニエル・ラドクリフも、死を覚悟した「禁じられた森」のシーンで迫真の演技を見せている。

ほかにもテンポの良いストーリー展開、過去の役者の嬉しい総出演、ネビルの活躍、息をのむグリンゴッツ銀行襲撃、箒による「必要の部屋」からの緊迫した脱出劇など、手に汗握るシーンの連続。まさに、有終の美を飾るにふさわしい作品に仕上がっている。
唯一心残りだったのは、ハリーの勝利を祝う映像がなかった点。宿敵同士(ハグリッドとフィルチなど)が抱き合って喜ぶシーンなどをいろいろ想像(妄想)していたので残念だったが、これも「紳士」の国の監督ならではの、感情を抑えた表現方法なのかもしれない・・(笑)。

10年がかりのシリーズも、ついに完結。「長い間ありがとう」、「お疲れさま」と感謝したいが、嬉しいことに「ハリー・ポッター」映画はまだ終わらないという報道もある。ワーナー・ブラザースはホグワーツ指定教科書として出版された『幻の動物とその生息地』と『クィディッチ今昔 』のビジュアル権を所有しているからだ。作者のJ.K.ローリングも、ここにきて新サイト「ポッターモア」を立ち上げた。登場人物などに関する新たな情報を、今後サイト上で発表していくという。指定教科書の具体的なプランはまだできていないそうだが、物語も映画も、何やらまだまだ続きそうな気配である。楽しみに待っていようではないか! (寺島久美子)



 


『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』みなさまのレビュー!
ネタばれ(映画の内容に触れた部分)が含まれていますのでご注意ください。羊皮紙1メートル(約2000字・笑)以上の長いレビューはこちらで一部割愛・編集する場合があります。(到着順に紹介) 


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ののこさん 9点  2回見た NEW!
1回目は幸運にも、試写会にて見ることができました。 緊張感と興奮が高まる中始まり、とにかく涙が絶えることのない作品でした。
しばらく封印されていたテーマ曲の復活は嬉しかったです。 ハリーがホグワーツに登場した時に流れて、私もDAのメンバーと同じに心が踊りました。

嬉しいのもつかの間、遂に逃れることのできない戦争が始まります。防御から死の呪いまでもの閃光が飛び交い、闇の生き物も登場し、人々がどんどん殺されていき…残酷な現実と向き合わなければいけない戦争の様子が激しく伝わってきます。 どんなに逃げたくても、終わらせる為には戦うしかない。愛する人を守る為に戦うのだと。

みんなを守る為死に向かうハリー、みんなを思う気持から勇敢に成長したネビル、ダ ンブルドアに継ぎホグワーツを守る中心となるマクゴナガル、子供達への愛でベラト リックスを倒したモリー。
ハリーが敵視していたはずのドラコ達を助け、ドラコがハリーにすがりつくシーンに も心を打たれました。
残酷な分、たくさんの愛が目立っていたと思います。
重々しい雰囲気の中でもクスッと笑えるような一言が入っていて、ハリポタならでは の魅力もしっかり出ていました。

スネイプの死に際のシーンは印象的です。
原作では、ハリーはスネイプを止血しようとはせずただ戸惑いながら近づき、一方ス ネイプはハリーの胸ぐらをつかんで記憶を渡し、ハリーの「目」を見て「僕を見てく れ」と言い息を引き取りました。
つまりお互い、最後まで味方としての相応しい態度をとることはありませんでした。
そこが"ハリーに情が移ることはなかった"スネイプらしくあり、2人の間の最後まで 解けなかった誤解と憎しみを表現していました。
が、同時に見ている側にとって悲しくもありました。
映画では、ハリーはスネイプを助けようとし、わずかではあったもののスネイプはハ リーに初めて味方として話していていました。 原作よりも温かみのあるシーンになっていたと思います。
最後のスネイプの言葉「私を見てくれ」は、リリーに言った言葉でもありハリーに 言った言葉でもあると思うのですが、それもこの会話でうまく反映されていたと思い ます。

人々の過去が大まかに描かれていたのは残念です。
ダンブルドアでも道を大きく誤ったことがあること、今でもそれを抱え込んでいるこ と。
ペチュニアは、ただ魔法を毛嫌いしていたわけではないということ。
これらの内容は、時間の都合で入れられなかったのはわかるのですが…スネイプの過 去で、リリーと決別するところは描くべきだったのではないかと思います。
そのシーンが無かった為、リリーは寮が別れてからスネイプに無関心で、スネイプが ただ遠くから見ていただけの片思いのように見えました。
スネイプという複雑な人物を描くなら、まずリリーとの関係を丁寧に表現してほし かったです。

でも、その点を除けば、他のプリンスの物語はどれも素晴らしかったです。
幼いリリーと芝生に横たわるシーンはとても美しいシーンになっていたし、何より、 スネイプがリリーの亡骸を抱き寄せたところは美しくも酷でも切なくもあり、この映 画の中で1番心に残るシーンだったと言えると思います。
今まで無表情だったスネイプが見せた傷付いた表情。スネイプの報われなかった片思 いのなんとも切ない心の痛みが伝わってきて、涙がぼろぼろ零れ泣き叫びたくなるほ どでした。
今まで好ましい人物とは言えなかったスネイプ。
しかし、このシーンを見るとスネイプがとても愛しく感じてしまうんです。
スネイプはハリポタの中で1番考えさせられるキャラクターですね。

ヴォルデモートとハリーの1対1での戦いのシーンは、意外にもあっけなく感じまし た。
ヴォルデモートはまたしても愛に負けたということをハリーが話す前に戦いに入った からかもしれません。
彼に事実を伝える助走があった方が、戦う時がより迫力的に感じられたと思います。 でも、2人が一緒にもがきながら飛ぶシーンでは、お互いの破滅させたい、生き残り たいという必死な気持ちが原作よりも強く感じられました。

19年後の老けメイクはお見事。何より、ハリーがジェームズにすごく似ていてびっく り。
クライマックスに、賢者の石の最後に流れていた「ホグワーツを離れる」が使われて いて、とっても嬉しかったです。 3人の友情は変わっていないこと、平和がやってきたことを改めて感じさせてくれ、 思わず顔が綻び、涙が出ました。 今までいろんなことをやり遂げてきたハリー。だけど本人は、常に普通を望んでいま した。 歴史にハリーポッターの名前は残るであろうものの、ようやくハリーは素敵な奥さん と子供を持った、普通のパパになれたのです。
ハリー、本当によかったね、と語りかけたくなるクライマックスでした。

試写会では終わった途端、ハリーポッター!という叫び声が聞こえ、会場が長い拍手 でいっぱいになりました。 それに値する、それ以上の作品だったと思います。
スネイプの記憶など少し残念なところはありましたが、それを打ち消すほどに、こん なに感動して泣けた映画は他にありません。 シリーズ最高、個人的には今まで見た映画の中でも最高のものでした。

ハリーポッターは私の人生に大きな影響をもたらしてくれた、とても大切な存在で す。
この映画も、その中の大切な一つになります。終わってしまっても、それはずっと変 わりません。
私個人の中だけでなく、時代の中でも長く大切な存在と認知され続けるでしょう。
ハリーポッターシリーズの最後に相応しい、壮大な素晴らしい作品でした。
ハリーポッターに関わったすべての方に、敬意と感謝を表します。


真のグリフィンドール生さん 10点  2回見た NEW!
私とハリーの出会いは映画館のスクリーンを通してでした。ベストセラーシリーズの映画化、という一言で劇場に足を運んだ、これが一つの歴史の始まりでした。 その2時間32分後には、見事に魔法にかけられた少年が1人。 世界観、キャスト、音楽、すべてが私を魅了し釘付けにしました。

あれ以来、私の人生は、この作品と共に時を重ね、私はハリーと共に成長してきました。原作にものめり込み、世界展にも足を運びました。 思い返せば中学二年の時には、腹が痛いと学校を早退したその足で不死鳥の騎士団のジャパンプレミアへ行った、ということもありました。ダニエルとの対面は今でも鮮明に覚えています! 今年も、受験生だというのにハリポタを思いっきり優先させてしまいました。笑

ファンなら誰しもが登場人物と自分を重ねながら本を読み、映画を見たことと思いますが、もちろん私もその1人でした。 ハリーと同年代の私は、思春期の複雑な心境や成長と共に生まれる葛藤、周囲との対立、友情、恋、死への恐怖、すべての感情を手にとるように感じながら、噛み締めながらこの作品と接して来たのです。

くしくも、私は今回の最終作を17歳で迎える事になりました。8歳でこの物語に出会った自分がこの年齢になっている、それも勿論驚きでしたが、いつまでも続くような気がしていた作品にも終わりが来た、その事は受け入れたくない事実でした。別れはやはり辛いものです。
そんな悲しさもある一方で、最終作完成の報道を聞いた時は安堵感もありました。 一作目から殆どのキャストが一つの役を全うし、世界中での人気も衰えることなく集大成を迎える事ができた、それは非常に素晴らしいことです。
原作が始まり、映画化され、原作が完結し、そして映画もクランクアップを迎えた。この全てのプロセスが遂に締め括られ、ハリー・ポッターの世界が一つの完成形に辿り着いたように感じます。

今作は「今までハリポタを追いかけ続けてきて良かった」と素直に思わせてくれる、そんな作品でした。
原作の内容量が増えた後半の作品は映画で省かれる部分も多く見られましたが、ラストは二部構成の甲斐もあってか、原作で得た感動と同じものを受け取ることが出来て、本当に言うことなし!映画館でスタンディングオベーションをしたくなるほどでした。

この最高の10年間を与えてくれた、原作者J.K.ローリング、主人公ダニエル・ラドクリフ、ダニエルを見つけてくれたデイビッド・ヘイマン、携わってくれた四人の監督、キャスト、コンポーザー、全ての人達に感謝です!!

死の秘宝Part2、語りたい部分は山ほどありますが、最も感動し伝えたかった事を一つだけ載せます。
それは、19年後のシーンからエンドロールにかけて流れたBGMです。ハリー・ポッターの代名詞とも言える、ジョン・ウィリアムズの楽曲。初期のハリー・ポッターシリーズを思い返させる曲に再び劇場で包み込まれることが出来た、それが最後に感じた最高の演出でした。

これが、最後。やはり寂しいものですね。さよならを告げたくはありません。 きっとハリー・ポッターシリーズは、原作も映画も後世に残る最高の作品になっていくと私は信じています!
手掛けてくれたすべての人、そしてファンでいてくれた全ての人へ。 ありがとうございました!

最後は、皆さんもよく知る締めのフレーズで。 ハリー・ポッターと出会ってからの全ての思い出を胸に

いたずら完了!



バツフォイさん 8点  8回見た NEW!
最後の映画ということで、見たくないとも思いながらも、試写会から始めて今日ま でで8回観てしまいました。原作ではなく映画を観て、沢山の個性的な登場人物達の 中で、特にネビルとドラコが印象に残りました。
 
「賢者の石」で、味方の友人に立ち向かった「勇気」を称えられ、また、ハリー達 がホグワーツにいない間DAのリーダーを務めていたネビル。好きと言えないまま二度 と会えなくなるのではとルーナを探す姿からは、死ぬ事を覚悟して戦っているのが窺 えました。そこまでして戦う「勇気」をもてるようになった彼ネビルこそが真のグリ フィンドール生だと思いました。ナギニにとどめを刺すシーンは本当にかっこよかっ たです。
 
PART1あたりから、ハリーを庇う様子を見せたり、そのお礼のようにハリーにも助 けられたりと、これまでとは違うドラコ。善と悪の間をさまよって葛藤していたので しょう。きっと自分の意志で死喰い人になったわけではないだろうし、心の底ではこ れ以上ヴォルデモートの側にいたくなかったはずです。両親と共に逃げていくシーン はなんとも言えませんでした。それから、原作では、19年後のシーンでドラコがハリー 達に軽く会釈していたのですが、映画では、登場したもののそれがありませんでした。 これだけはどうしても映画で見たかったので、1点減点!(笑)  

またもちろん、人物だけでなく、映画を構成する様々な場面も、素晴らしかったで す。
  グリンゴッツヘの侵入。ベラトリックスに変装したハーマイオニーを演じたヘレナ・ ボナム=カーターさんの演技がよかったです。ハイヒールで躓きかけたのには思わず 笑ってしまいました。ハリーがホグワーツに戻ってきたあたりからは、これから始まるんだ、という雰囲 気が伝わってきました。  それから、やはりマクゴナガル先生の「この呪文一度使ってみたくて」はお茶目だ なと思いました。
 
「プリンスの物語」は一番期待していました。映画で観て、その映像の美しさに感 動しました。このシリーズの映画の最大のテーマであろう「愛」。小さい頃からのリ リーへの愛を一生、死ぬまで貫き続ける姿に、一度本で読んでいながらも涙させられ ました。ただ、セブルスがリリーへの愛ゆえに闇の魔術に傾倒していき、それが主な 原因となって別れたという重要なことが映画ではわからず、これでいいのか?とも思 いました。
 
そしてハリーVSヴォルデモート。迫力満点でした。ハリーの後ろからナギニも迫っ てきていて、ハラハラドキドキしました。そして遂に、ヴォルデモートの最期。ヴォ ルデモートが散っていく。魔法界に平和が訪れた。しかし、愛を知らないヴォルデモー トを可哀想にも思いました。彼も登場人物として好きなので。
  そしてお待ちかねの19年後。撮影しなおしたとはいえ、若干老けて見えました。で すが、もうヴォルデモートのいない平和な時代。懐かしい音楽とともに、「賢者の石」 の頃のようなその平和さが伝わってきました。アルバスはどの寮に入ったのでしょう か…。

  ハリポタを知りすぎてマニアックな私にとっては、細かいですが、ほんの少し物足 りなかったり省略されて不服な部分がまだまだあったりしたので、また1点減点!( 笑)というわけで8点です。
 
私が物心ついた頃から世の中はハリポタブームで、私はずっとハリー達と共に成長 してきました。この作品に出会えたことに心の底から感謝しています。ありがとう!



ちとせさん 9.5点  3回見た NEW!
『全てのヒーローに運命があり 全ての物語に終わりがある』

世界中が魅了され、社会現象になった「ハリー・ポッター」の最終章は、このキャッチコピーに相応しい映画になったのではないだろうか。

「Lily's theme」にあわせたオープニング、スネイプ役のアラン・リックマンの表情には鳥肌がたつ。これから、物語の終わりを迎えるのだ・・・と改めて感じさせられた。
嵐の前の静けさに不安を覚えながら、闘いを控えたハリーを演じるダニエル・ラドクリフらの演技にも終始感動する。映画での彼ら3人はハリー、ロン、ハーマイオニーそのものだろう。10年間一つの役を演じてきたという例もなかなかみない。

1作目から何度も映画で見たホグワーツは闘いの中で破壊され、瓦礫の山となっていく。もはや私たちが夢みた学校の面影はどこにもないように思われた。だが、教師陣や不死鳥の騎士団が一丸となって守り抜こうとする様にはとても感動した。マクゴナガルVSスネイプの闘いには一切の言葉がなかったが、2人の気迫には圧倒される。一瞬の出来事のようだが、あの間に様々な多くの思いがつまっているように感じた。
このシーンに限らず、今回は表情で語る演技が多かったように思う。特にハリーとヴォルデモートの感情の繋がりは印象に残るものだ。それぞれのキャラクターの性格、思い、使命など7巻までしっかりと読み込んだ上で見ると非常に感慨深い。決して完璧ではない一人の人間を演じるベテランの役者からこの映画でデビューした役者まで全ての演技が素晴らしく思えた。

死喰い人との闘いは迫力があり、決して綺麗な闘いではなく命を懸けた死闘であった。人が宙を飛んでいったり、投げ飛ばされたり、闘いに敗れ倒れている様子は非常にリアルだ。次々と死んでいく仲間の姿には目を向けるのが辛かった。それほど丁寧に演出された悲惨さは、観る者の心にしっかりと刻まれるものだった。
最後のハリーとヴォルデモートの闘いは音楽も素晴らしく、今まさに決着がついたのだ!と興奮するものであった。臨場感のある映像、ゆっくりと映る互いの最後の一撃、緊張感とともに高まる音楽・・・ニワトコの杖を手にしたハリーは今までで一番勇敢な姿だったように思う。
ただ、原作にないシーンが追加されたことはとても嬉しかったが、若いスネイプに違和感を感じたこと、最後にハリーが皆に囲まれて喜び合うシーンがなかったのは少し残念だ。

「ハリー・ポッター」は全てにおいて『愛』がテーマの一つである。
リリーやモリー、ナルシッサの子への愛。ハリー、ロン、ハーマイオニーの友愛。そしてスネイプの永遠の愛・・・。
愛されて生きる者、愛なくして生きる者。それは、私たちが暮らすこの世界でも置き換えることができる。
魔法界の闘いでは罪のない者や女、子ども構わず命を落とす。今、地球のどこかで起きている戦争でもそうだ。この瞬間に罪なき命が奪われているのだ。作者のJ.K.ローリングは作品を通してこのようなことも伝えたかったのではないだろうか。児童向けの小説の枠をとうに越えたスケールの物語は魅力の一つだろう。

私は「ハリー・ポッターと賢者の石」と同じ頃に学校へ入学し、ハリーが決戦を終えた17歳と同じ歳で映画の最後を迎えることが出来た。とても貴重な経験だと誇りに思う。この10年間、映画でハリーが大きくなりダニエルも大人に成長したように、私もハリー達と共に成長してきた。ハリーと同じように周りの環境も成長するにつれ大きく変わった。
ただ、幼い頃から夢や希望をもらい、一緒に成長してきたハリーらの勇姿がこれで見納めになるかと思うと胸にぽっかり穴があいたようだ。
私が「ハリー・ポッター」に教えてもらったものは数え切れないくらい多い。両親を大切にし、友を大切にし、夢や希望を忘れないこと・・・。
もし私に愛する人ができ、子どもを授かったとしたらこの作品を必ず伝えたい。
「ハリー・ポッター」は小説、映画ともに後世に語り継がれるべき作品だ。そのような素晴らしい作品に出会えたこと、ともに成長してこれたことに感謝し、また会えることを楽しみに願っていようと思う。


ドラコ☆ぴーちさん 10点  3回見た NEW!
大好きなハリーポッターシリーズが終わってしまうのが辛くて、正直、最終話を見た くない気持ちもありました。 でも、映画のCMが始まったりすると見たい気持ちがあふれてきて7月15日が待ちき れませんでした。

映画が始まると、すぐにハリーポッターの世界へ引き込まれました。 今回は前回よりもたくさんの仲間、敵が死んでしまい、涙が止まりませんでした。
特に悲しかったのは騎士団のメンバーやダンブルドア軍団の仲間が亡くなったときです……。 ずっとハリーと一緒に成長してきた仲間の亡骸を見たときはショックで何も考えられ ませんでした。
ハリーは大切な仲間を何人も失い、心が張り裂けそうになったと思います。 でも、仲間の死を無駄にしないよう、戦ったのはかっこよかったです。

また、ネビルの勇気には驚きました。
ヴォルデモートに立ち向かったり、ナギニを倒したり……。 組み分け帽子からグリフィンドールの剣が出てきたときも、まさか、ネビルの元に現 れるなんて、と驚きました。(なんて言ったらネビルに失礼なのですが……) ルーナも勇気あるネビルを見て惚れたりして?! なんて思いました


ハリーポッターと死の秘宝パート2もあっという間に終わってしまい、 本当に終わっちゃうんだな…、と、 悲しくて、辛くて、寂しくて、涙が溢れて、全然止まらず、ハンカチがビッショビ ショになってしまいました。 ハリーポッターは、やっぱり最高です!!
賢者の石が上映された頃は3歳でした。なのでポッタリアンに なったのは9歳の頃、不死鳥の騎士団が上映された時でした。 ポッタリアンになって4年でハリーポッターシリーズ終了なんて悲しすぎます…。 もっと早く生まれてきて、ハリー達と共に成長したかったな、と心底思っています。 DVDを順番に見ていくと本当に大人になったなあと思います。

こんなに映画の中に引き込まれてしまう話は生まれて初めてです。、ハリーポッター 以上におもしろくて、わくわくして、ハラハラする話はありません!!

ハリー、ハーマイオニー、ロン、皆、 感動をありがとう。

1人欠けてしまったらこんなにおもしろい話はできなかったと思う。 本当にありがとう。

J.K.ローリングさん、 素晴らしい物語をありがとう!!



H・Kさん 9点  2回見た NEW!
ハリーポッターは、10年という年月で幕をとじます。ハリーポッターと賢者の石のときは、まだ2歳でした。最後のハリーポッターと死の秘宝PART2では、もう12歳です。    

私は、ハリーポッターと死の秘宝PART2がハリーポッターシリーズの中で一番大好きです。
なんといっても、すべてが明らかになるからです。 スネイプの真実、ダンブルドアの思い、7つ目の分霊箱、不死鳥の騎士団、ダンブルドア軍団と死食い人との戦い、などです。

その中でも、原作で特に気に入っていた不死鳥の騎士団、ダンブルドア軍団と死食い人との戦いです。死食い人の人数がとても多い中、不死鳥の騎士団、ダンブルドア軍団のみんなは、そんな事をもろともせず、ハリーのためだけでなく魔法界のため、未来のためなどたくさんの事のために、死食い人と戦っていました。有名な一騎打ちといえば、モーリーはレストレンジ、そしてハリーは、もちろんヴォルデモートとです。
私は、その姿にとても感動しました。私も、死食い人と戦いたいと思いました。   その一方で、フレッド、ルーピン、トンクスなどたくさんの仲間たちが命を落としました。  特にその3人にありがとうと言いたいです。
フレッド、ハリーをダーズリー家から救ってくれてありがとう。
ハリーに忍びの地図をあげてくれてありがとう。危険を冒して、ハリーになってくれてありがとう。
ハリーをウィーズリー製品で楽しませてくれてありがとう。
ルーピン、ハリーにパトローナスを教えてくれてありがとう。神秘部に助けに来てくれてありがとう。ハリーを隠れ穴に連れていくのに手伝ってくれてありがとう。
トンクス、ハリーを不死鳥の騎士団の本部に連れていってくれてありがとう。
ルーピン達と一緒に神秘部に助けに来てくれてありがとう。
フレッド、ルーピン達と一緒にハリーを隠れ穴に 連れていくのに手伝ってくれてありがとう。いっぱい、いっぱいありがとう。

そして、私は、ハリーポッターと死の秘宝PART2で大好きになった人が1人います。最初のころは、大嫌いな人でした。それは、セブルス・スネイプです。リリーの事をずっと思って思っていた事も分かったけど、それよりも、ハリーの事を7年間ずっと見守っていたんだということが分かりました。原作では、ダンブルドアも言っていましたけど、スネイプは、本当はやはりグリフィンドールだったんだなという事がとてもよくわかりました。今では、セブルス・スネイプこそダンブルドアよりも、ハリーの事を大切に思っていたのではないのかなと思うようになっていました。だから私は、スネイプが大大大好きです。感想は、ここまでにします。でも、最後にこれだけ言わせてください。
私に、仲間の大切さや勇気をもって行動する心などたくさんの事を教えてくれてありがとう。
私をいろいろな世界に連れて行ってくれてありがとう。

そして、ハリーポッターシリーズにたずさわったすべての方々、私や他のたくさんの方々に夢を見させてくれてありがとう。


こばさん 9点  2回見た 
(ネタばれありです。) ハリー・ポッターと賢者の石が映画で公開されたとき、 小学校1年生だったが、 住んでいた所には映画館がなかったので、 あの厚い本を読んだのを覚えている。 (その後、DVDを父がかってきて見た) あれから10年がたち、 とうとう今回の映画では 死の秘宝でのハリー・ポッターの歳を追い越してしまった。 そう考えると自分はハリー・ポッターと ともに育ったような気がする。

ハリー・ポッターの最後の映画だったので、緊張しながら 毎度おなじみの初日に、飲食物を買わずに映画館に入った。 映画が始まり、日本人の麻衣さんが歌っている最初の音楽で すでに最後を実感しながら、どのシーンも見逃さないよう、 じっくり見ていた。

最初のホグワーツ生が行進しているシーンでは、 賢者の石からのホグワーツを思い出し、 ずいぶんと変わってしまったホグワーツ、 また、最後に向かっていることを 強く感じた。

大広間のシーンでは、 セブルス・スネイプがミネルバ・マクゴナガルに 杖を向けるのを躊躇した時、 今回の映画では かなりセブルス・スネイプについて 意識していることを感じた。

ホグワーツでの決戦の前は、 とても迫力があり、とてもかっこいい。 攻めにはいるヴォルデモート側。 そして守りに入るホグワーツ側。 どちらも緊張感がとても出ていて 見ている方にも緊張感を与えるものだった。

ホグワーツでの戦いが始まると、 今までみた思い出のつまった場所が どんどんと壊されていくホグワーツ。 それがとうとう映像化され、複雑な感情をいだいた。 また、人々がどんどん殺しあい、 戦う姿に戦争を感じ、魔法界を深く感じ、 また悲しくなった。 そして、どんどんと壊されていく 分霊箱に、最後へと近づいていくのを感じた。

セブルス・スネイプの最後のシーンでは、 しかし、記憶が涙に変わっており、感動的になってる。 また、記憶のシーンの幼年期ではPART2が始まってから今まで暗かった映像が、 急に明るくなっている。 その映像もどんどんと暗くなっていき、 リリーと一緒にいたとき、そして 離れていくリリーへの心境が明暗によって わかりやすく表現されており、 見ている方も共感しやすくなっている。 記憶のシーンは少し短く、 ジェームズとの関係性や、リリーと離れてしまった原因が 少し希薄化されているように感じ、すこし残念だった。 パトローナムのシーンはとても美しくえがかれており、 愛の美しさがとても表現されていて、感動した。 亡くなってしまったリリーを抱くシーンでは、 本ではなかったものの、 アラン・リックマンさんのすばらしい演技により、 とても素晴らしいシーンになっており、 映画館の会場を感動の渦に巻き込んでいた。

ハリーとヴォルデモートのシーンでは、 最後の決戦だということがとても表現されており、 本を読んでいる私は少し長く感じたが、 映画しかみていない人にはとてもわかりやすい ものだったと思う。

ハリーがニワトコの杖を折ってしまうシーンでは、 校長室のシーンがなく、 いきなりのことだったので、 つい唖然としてしまった。

19年後のシーンではロンのジョークがなく、 残念だったが、 取り直したとまであり、とてもリアリティーで、 最後の最後で物語の始まりをすこし よみがえらせるものでもあった。 エンドロールではもう終わってしまうという 悲しさを強く感じた。

全体的に映画であるので カットしなければならない点があり、 本を読んでいないとわからないのではないか、 というシーンがいくつかあったが、 今までの中で一番いい作品になっている。

私の住んでいるところは字幕版は 2Dしかなく、今までの通りに見たかったので 最初は2Dで見たのだが、 最初で最後のフルの3Dだったので、 IMAX3Dで見たくなり、 受験生ながら2回目は 交通費を1万円かけてIMAX3Dでみてしまった。 立体感がとてもすごく、すごくリアリティーで 迫力もとてもすごいものになっていた。 しかし、2Dでも十分に満足できるものだとおもう。

ハリー・ポッターはこれで終わってしまうが、 「永遠に」全世界中の人の心に残るだろう。 また、このハリー・ポッターがある時代に 生まれてきたことを深くありがたいと思う。


megumiさん 9.5点  3回見た 
待ちに待った最終作、先日3回目を観てきました。
今作は、10年間愛され全世界のファンを熱狂させ感動を与え続けた「史上最強のファンタジー」の最後を飾るにふさわしい作品となっており、公開を待ちわびたファンの期待を裏切らない、素晴らしい出来だったと思います。

今回は特に、原作では登場人物の感情に重きをおいて描かれていた部分が多いストーリーであり、これを映像化するにあたって、観客にスリルを与えるという課題や3Dの導入などの面からやはりアクションシーンをメインにした流れになるのだろうなと、感情描写の場面に過剰な期待はしていなかったのですがそこは監督、アクションシーンはもちろんのこと、登場人物の感情描写の素晴らしさには脱帽しました。

もちろん時間の都合などでカットされていて残念に思った場面も少なからずあったのは確かです。しかし原作から映画にするにあたってカットされるシーンがあるのは仕方のないことであり、’カットされた部分を描く’ことにも監督は苦労されたのではないかと思います。感情描写の場面ではやはり俳優陣の担った役割は大きく、おなじみのダンやエマ、ルパートの3人、それから今作では今までの作品よりさらに高い表現力を必要とされ今作の演技におけるファンの期待も非常に大きかったアランら、おなじみのハリポタ俳優陣の演技も今作は一段と素晴らしく感じ、物語の中にぐっとひきこまれるとともに感情移入してしまい、感動がおさえきれませんでした。

ハリポタの登場人物には誰一人として「完璧な人間」は存在しません。完璧に見える魔法使いたちもみなどこかに弱さを持っていて、特に最終作における俳優陣の魂のこもった演技により、魔法使いたちの、人間より人間らしい「人間臭さ」をみることができました。

常に冷静さを保ってきたヴォルデモートの、分霊箱が次々と壊されていく中での恐怖からの焦りの格闘シーン、有益か無益かではなくとにかく子を愛し案ずるドラコの両親の姿、私利私欲のために命の恩人であるハリーを見殺しにしようとするグリップフックなど、「人間臭さ」を感じるシーンを挙げていくとキリがありませんが、やはり今作の一番の見どころは、前の7作を通じて血の通った部分を見せることは少なかったけれど実は誰よりも人間らしい人間であったスネイプの真の姿でしょう。きっとずっと映画を見続けてきたファンは驚き、感動し、悲しみ、涙の止まらないシーンとなるはずです。

それぞれのキャラクターがそれぞれに感情をもち葛藤し、それぞれの生き方をしていくため一筋縄ではいかないところが、このハリポタの面白さであり長きにわたって愛され続ける秘密でしょう。今作では存分にその登場人物たちの「真の姿」を見ることができ、このシリーズ最大のテーマであるたくさんの「愛」にあふれており、本当に大満足な映画でした。また、最後にして最初の試みである3Dも大変臨場感があり感動がより深まりました。

最終作『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』は、『ハリー・ポッター』シリーズは今後永久に映画史に残る作品であると確信できるような素晴らしい最終作であり、その素晴らしいシリーズの映画のはじまりから終わりまでに立ち会えたことを幸せに思います。   感動をありがとう!


Kuraさん 8.9点  1回見た 
ああ、10年という年月の残酷さ。あれほど可愛らしかった少年少女も、若かった先生方も時の流れには逆らえない。

ハリーも、ロンも、ハーマイオニーもちょうど「賢者の石」を観ていた私ぐらいの年齢になっていた。 見る側も、青春真っ盛りのデートの思い出から、ああ十年。すっぴんおばさん二児の母だ。映画初日でカップルを横目に独り座る。

前篇の続きという初めての展開も気にはならなかった。だが、まさか早々に暗示的というか、ホグワーツの校長室から覗く憂いた瞳のセルブスはすでに主役であることを観客に気がつかれてしまったと思った。原作では、彼の記憶の中で明かされる のに・・・格好良すぎるのだ。映画ならではの英雄像だが、その時まで秘めておいてほしかったと、わがままに思う。

素早い展開は、あの分厚い本からは想像出来なかった貝殻の家の澄んだ音色、ボートハウスの美しさ、グリンゴッツのイキイキしたトロッコ。人物たちが、走る、走る、走る!
弱みを怒りに昇華するヴォルデモートの迫力、崩れ落ちる城、轟音、地響き、ああ!!あの先生も!あの子も死んでしらまうなんて・・・おそらく子どもは泣いてしまうだろう。これは十年間成長したからこそ共感できるのだよ。わが子よ、第七巻まで原作を読み、映画をすべて見るまでこの映画はお預けだ!そうでなきゃ、こんな母の涙姿、見せられない・・・。

原作を知らなくとも楽しめる。この映画は最終話にしてハリポタの入り口に立ったようなものだ さらに、ホグワーツからの手紙を受け取ったように魔法の世界に引き込まれてしまうだろう。

夏休み中から、九歳になった子どもがハリポタを最初から楽しんでいる。どんどん進めて、映画館で一緒に見ようね。今度は、かつてデートした父ちゃんも一緒に。


羽土さん 10点  1回見た 
CMを見るたびに「これが最後か…」と思い、早く見たいというどきどきした気持ちと、終わってほしくないという気持ちが入り混じり、公開日までそわそわしてました。
映画が公開され、店内はハリポタムード全開でした。映画ポスターはすべてハリポタで、まだ見ていないのに思わず泣いてしましました。並んでいる人のほとんどがハリポタ目的の方で、私の前や後ろに並んでいる人もハリポタの話で盛り上がっていて本当に愛されているんだなぁと思いました。

そして上映。ダンブルドアのお墓から始まり、いきなり胸が締め付けられて泣いてしまいました。これからの戦いでダンブルドアのようにどれだけの人が犠牲になるのか…考えてしまい、始めからハンカチを取り出してしまいました。

最初から最後まで心にグッときたのですが一番心が動いたのはホグワーツの戦い。パート1ではハリー、ハーマイオニー、ロンの3人が自分たちでなんとかしようといざこざもありながら力を合わせて戦っていましたが、パート2ではホグワーツが、みんながハリーたちと一緒に戦う意志を示していてグッときました。仲間が倒れ、校舎も破壊され、数にも差がある中で決して諦めようとしない強い意志を示したネビル。彼の成長っぷりには親のように嬉しかったです。 そして先生方、かっこいいの一言しかでてきません!盾の呪文がホグワーツ城を包むように施され、石像が列になって動き出したときはあまりのかっこよさに鳥肌が立ちました。ルーナと同じく、「すごい…」と言ってしまいました。 終始泣いていたせいで3Dメガネが汚れて途中から邪魔になるくらいでした(笑)

10年間に及ぶ大傑作が事実的には終わってしまいましたが、私の中ではまだまだ終わってはいません。これからです。私の影響を受けハリポタ好きになった友達、ネットの友達、ハリポタ仲間…まだまだたくさんの人とハリポタを語りたい、楽しみたい、これからなのです。 ありがとう、これからもよろしく。ハリーポッター大好きです。


ポッターマニアなまっすーさん 10点  4回見た 
待ちに待った最終作!!私は現時点で、2D吹き替え・字幕、3D吹き替え・字幕を1回ずつ計4回観ました。(まだまだ観るつもりです!)
グリンゴッツ破り、必要の部屋からの脱出、ハリーとヴォルデモートの対決など、緊迫したシーンの連続。すごくスピーディーな展開で、一瞬たりとも見逃せない、見逃したくない作品でした。

まず、ホグワーツでの戦闘シーンがすごかったです。先生方の強力な守り、モリーとベラトリックスの対決、ネビルの活躍など、善と悪との総力戦に思わず興奮してしまいました。ハリーとヴォルデモートの対決のシーンでは、魔法だけでなく、殴り合って階段から転げ落ちたり、飛び降りたりと、その激しい戦いに圧巻でした。

そして、今回は泣かされるシーンも多かったです。特にスネイプのストーリーには胸を締め付けられました。一人の女性をこんなにも愛し、その息子をも最後まで守ろうとする大きな愛に感動しました。また、リリーへの愛を貫くためにハリーを守り続けてきたスネイプの存在と自分の運命を知り、死を覚悟してヴォルデモートのもとへ向かうハリーの姿には、感慨を覚えずにはいられませんでした。

それと、ヴォルデモート役のレイフさんの演技には驚かされました。いままで以上に怖さが増していたというか、悪そのものという感じでした。(こんなこと言ったらレイフさんに失礼かもしれませんね・・・汗)本当に、身震いするほどでした。

残念だったのは、原作にはあったはずの、終戦後に校長室へ行く場面がなかったことです。そこでのダンブルドアとの会話や、ニワトコの杖でハリーの杖を直すところを見たかったです。また、寺島さんと同じく、みんなが抱き合うようなシーンも見たかったです。悪に勝った喜びをもっと表現してほしかったので、少し心残りな気がします。

ですが、原作とは異なる点が多かったのに、原作のイメージを壊さず、かつ簡潔に仕上がっていて良かったのではないかと思います。最終章にふさわしい壮大なフィナーレを観ることができたので、文句なしの10点満点です!

シリーズを通して、どんなに強力な悪でも愛の力には敵わないんだというのを感じました。 愛と勇気と夢をありがとう!!




    



素敵なレビューを有難うございました!
First Page Date:2011年7月14日
Last Update: 2011年8月31日

 

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