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本作は2008年から2009年にかけてビバリーヒルズで実際に起こったティーンエイジャーによる窃盗事件を元にした映画。ファッションや有名人に憧れた6人の若者が「ブリング・リング窃盗団」を結成し、パリス・ヒルトンやミーガン・フォックス、リンジー・ローハンら有名人の豪邸を連続して狙った事件で、6人は2009年に逮捕されています。

エマちゃんが演じるのはこの窃盗団のメンバーでテレビのリアリティ番組にも出演しているアレクシス・ネイエーズをモデルにした「ニッキー」という架空のキャラクター。

ソフィア・コッポラ監督が脚本も手がけ、キルスティン・ダンストさんやジェニファー・グレイさんが出演するほか、パリス・ヒルトンさんが本人役でカメオ出演します。

本作で初めて人から好かれない役を演じたエマちゃんは、「映画の中の自分をどれほど嫌ったことか。この映画を観に行けるとは思わないわ。（映画の中の）自分自身が嫌いよ」と、窃盗犯を演じた暗い気持ちを告白。

さらに「本当に変な感じだった。自分の仕事の何がひどいかって、共感できない人物の状況に入り込まなければならないのは恐ろしいことよ。初めての経験だったけど、撮影の終わりまでには、この少女の頭の中に入り込むことが本当に面白くなった。彼女は、私と反対のものを象徴している存在。それを乗り越えるのは面白かった。『一体どういうことなの？』みたいに。自分の仕事がとても好きになったわ」 と苦労を告白しています。