J.K.ローリング、元著作権代理人クリストファー・リトルと和解！- ポッターマニア

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J.K.ローリング、元著作権代理人クリストファー・リトルと和解！

「ハリー・ポッター」作者J.K.ローリングさん（46）が昨夏、著作権代理人クリストファー・リトルとの契約を解消し、調停が続いていた件で、両者のあいだに和解が成立したと、英テレグラフ紙などが伝えています！

クリストファー・リトルさん（70）は、「ハリー・ポッター」の魅力を発見した最初の人物とされ、第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』の出版を実現させた立役者と言われています。

お洒落で洗練された英国紳士ですが、第一級の徹底したビジネスマンの顔を持ち、「これぞというものを見つけたら、最後の一滴まで搾り取ってしまう、自分の損になることはしない」人物とのこと（笑）。この抜け目がないヨークシャー人とローリングさんが結んだ契約は、「英国市場での総収益の15％、映画・米国版・翻訳版の総収益については20％を受け取る」という、代理人に有利な内容でした。

その後の「ハリー・ポッター」の世界的な大成功で、リトルさんに莫大な富がもたらされ、ローリングさんのもとには他の著作権代理人からオファーが殺到。提示された契約は、これまでのものよりJKRを厚遇する内容でしたが、彼女はリトルさんとの関係を重視し、断っていました。

ローリングさんが、この代理人との16年におよぶ関係の解消を通告したは、2011年7月。シリーズ最終映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』のプレミアの1週間前のことでした。これに先駆けJKRは、新サイト「ポッターモア」の開設と電子書籍への参加を発表。リトルさんに届いた手紙の差出人は、同氏の下で働いていたニール・ブレア弁護士で、「自分はリトル氏と離れて新会社を設立し、JKRはその会社と契約を結ぶことになった」と手短に書かれていました。

たった一通の、しかも本人のものでもない手紙で契約を解消されたリトルさんは激怒し、これまで全て出席してきたハリポタ映画のプレミア（『死の秘宝 PART2』）を初めて欠席。スポークスマンは、「クリストファーはたいへん失望し、驚いている。法的措置を取ることも視野に入れている」と発表しました。

一方、ローリングさんの関係者によると、この決断は急に下したわけではなく、ふたりのあいだには長年にわた確執があったとのこと。今のJKRにとって重要なのは、「出版社との契約」や「映画化の権利」ではなく、「インターネット」と「著作権契約」。必要なのは強力な法律の代理人ですが、リトルさんはこの要望に応えてくれず、それでスペシャリストであるブレア弁護士の会社に移籍したといいます。

しかし、両者のあいだに続いていた調停も、ここにきて最終的な合意に達し、関係者は「J.K.ローリングと前著作権代理人クリストファー・リトルは、長期的なビジネス関係を含む、友好的な合意に達しました。内容は極秘で、本件に関し両者からこれ以上のコメントはありません」と発表。デイリー・メール紙などによると、契約内容は数百万ポンドの模様です。

リトルさんは長く病気を患っており、友人は「（JKRとの）関係に対し、クリストファーは、威厳のあるプロフェッショナルな終焉（しゅうえん）を望んでいる」と述べています。

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