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「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」主人公、ニュート・スキャマンダーってどんな魔法使い？

J.K.ローリングさんが初めての脚本執筆に挑戦したハリー・ポッターのスピンオフ（派生）映画シリーズ「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」。主人公となるニュート・スキャマンダーとは、いったいどんな魔法使いなのでしょうか？プロフィールや同時代の魔法使いをまとめてみました。
UPDATE：プロフィール更新！（2024/2/24）

『幻の動物とその生息地』特別限定版（2001年発行）に書かれた著者のプロフィールによると、ニュート・スキャマンダーは1897年生まれ。ファンタビシリーズ1作目『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』では29歳でした。

■ニュート・スキャマンダープロフィール
『幻の動物とその生息地』特別限定版（2001年発行）に書かれた著者のプロフィールによると、本名はニュートン（ニュート）・アルテミス・フィド・スキャマンダー。1897年2月24日に誕生しました。

熱心なヒッポグリフ珍種のブリーダーであった母親の影響で、幻の珍獣に興味を持つようになり1908年にホグワーツに入学、ハッフルパフに組分けされました。

在学中に親友リタ・レストレンジが行った実験で同級生の命が危険にさらされたため彼女の罪を被り代わりにホグワーツを退学。 1916年に魔法省に入省し、「魔法生物規制管理部」に配属されました。

「屋敷しもべ妖精転勤室」に2年間勤務後、動物課に移動。奇怪な魔法動物に関する並々ならぬ知識が評価され、めざましい昇進を遂げます。

「ドラゴンの研究および制御室」の仕事で頻繁に海外調査に出ることになり、その際に収集した情報を元に出版した『幻の動物とその生息地』は世界的ベストセラーになりました。
闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドが台頭すると、恩師アルバス・ダンブルドアに協力して闘い、1926年12月にはニューヨークで初めて彼を逮捕。翌1927年にはパリで開かれた彼の集会で血の誓いを入手しました。
その後もグリンデルバルドはキリンを利用して「国際魔法使い連盟」の会長の座を狙いますが、これもニュートが阻止しています。

1947年（50歳）、「狼人間登録簿」をほとんど独力で作成。1965年には「実験的飼育禁止令」を成立させました。1979年に「魔法動物学」への貢献でマーリン勲章勲二等が授与されました。

ニューヨークで出会った闇祓いのポーペンチナ（＝ティナ・ゴールドスタイン）と結婚、２００１年現在引退し、ペットのニーズル3匹とともにドーセットに住んでいます。

孫のロルフはルーナ・ラブグッドと結婚。蛙チョコに入っている有名魔法使いカードには（下に写真あり）「1897年生まれ。『幻の動物とその生息地』の有名な作者。現在ブラジルの熱帯雨林で、火ナメクジ（fire slugs）の研究中」と書いてあります。

■同時代のおもな人物（映画に登場する可能性のあるキャラクター）
アルバス・ダンブルドア（1881-1997）：　『黒い魔法使いの誕生』から登場
ゲラート・グリンデルバルド：　『魔法使いの旅』から登場
アバーフォース・ダンブルドア：　『ダンブルドアの秘密』に登場
アウレリウス・ダンブルドア（クリーデンス）：『魔法使いの旅』から登場
エルファイアス・ドージ（1881-）
フィニアス・ナイジェラス（１８４７－１９２５）
マクゴナガル（1935年-）：　『黒い魔法使いの誕生』に登場
オリバンダー店主
ビンズ先生
バチルダ・バグショット　など

ファンタビ映画の雰囲気については、ワーナー・ブラザース・エンターテインメントCEOのケビン・ツジハラ氏は、ビバリーヒルズで9月12日（2013年）に行われた記者会見の席で、ロンドンのリーブスデン・スタジオと同じセットを使って製作されるのかとの質問に「今作はハリー・ポッター8作と同じような映画になるだろう。見た目や感じはよく似たものになる」とコメント。

また、プレスリリースでは「本作は、新たな映画シリーズの第1作目となる。魔法使いの世界が舞台で、魔法動物や魔法使いが登場する。中にはハリー・ポッターファンにおなじみのものも出てくる」と説明しています。

さらに（プレスリリースによると）本作は映画だけでなく、ゲームやグッズ商品化、ポッターモアへの発展、テーマパーク「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」との関連付けもされており、今後さまざまなグッズが販売されたり、テーマパークに登場する可能性があります。

さらにJ.K.ローリングさんはファンタビ映画化について次のようにコメント。

「ワーナー・ブラザースから『幻の動物とその生息地』を映画化しないかと打診され、すべてが始まりました。面白いアイデアだと思いましたが、『幻～』の作者という設定のニュート・スキャマンダーに会うというアイデアは、他の作家には不可能に見えました。

自分が創作した世界に長く生きてきて、それを守らねばいけないと思うし、ニュートのことは既によく知っていました。ハリー・ポッターのハードコアなファンなら、私が彼のことをとても気に入っていることを知っているでしょう。大好きなキャラクターのひとりであるルーナ・ラブグッドを、ニュートの孫のロルフと結婚させたのですから」。（ルーナの結婚相手は原作には書かれておらず、インタビューで明かされました）

「（新作は）私が17年間楽しんだ魔法使いの国際社会が舞台ですが、ハリー・ポッターシリーズの前日譚（Prequel＝過去を描いた話）や続編ではなく、魔法世界の延長（上の話）になります。（*）ハリー・ポッターの読者や映画を見た人なら、隠された魔法社会の法律や習慣にはなじみがあると思いますが、ニュートの物語はハリーの冒険の70年前のニューヨークから始まります」。