©ポッターマニア 無断転載禁止
ファンタスティック・ビースト(ファンタビ)シリーズの主役は、世界で最も有名な魔法動物学者のニュート・スキャマンダー。
1作目『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
は、そのニュートが飼っていた魔法動物(サンダーバード)を野生に返すために、ニューヨークに寄港する所から始まる。
ニュートはこの地でノー・マジ(=マグル)でパン屋のジェイコブ・コワルスキー、アメリカ合衆国魔法議会 (MACUSA/マクーザ)の優秀な元闇祓いティナ・ゴールドスタイン、その妹で同じくMACUSA職員のクイニー・ゴールドスタインと偶然知り合い、友人に。
ニューヨークでは町が破壊される事件が頻発しており、ニュートはそれがオブスキュラスの仕業であることを突きとめ、クリーデンス・ベアボーンが「オブスキュラスを生む者(オブスキュラスを宿している者)」であると気づく。
同時期、「黒い魔法使い(=闇の魔法使い)」ゲラート・グリンデルバルドもオブスキュラスを手に入れるためにニューヨークに潜伏、魔法省の闇祓いパーシバル・グレイブスに変身して「オブスキュラスを生む者」を探していた。
ニュートはクリーデンスを救おうと、グリンデルバルド扮するグレイブスと対決。彼を逮捕するが、クリーデンスは逃走。
この戦いで多くのノー・マジに魔法を見られてしまったため、ニュートはサンダーバードを使ってスウーピング・イーヴルの毒液の雨を町中に降らせて彼らの記憶を消し、ニューヨークを後にしたのだった。
シリーズ2作目『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では、グリンデルバルドが英国魔法省に護送される途中で逃走。パリに潜伏し仲間を集めていた。
クリーデンスも魔法のサーカス団の巡業に同行してパリに来ており、ナギニと一緒に自分の本当の母親を探していた。
そのクリーデンスがニュートの兄テセウスの婚約者リタ・レストレンジの行方不明の弟かもしれないとの噂をダンブルドアから聞いたニュートは、恩師の代わりにパリに行くことに。ダンブルドアは若い頃グリンデルバルドと「血の誓い」を結んでいたため、直接戦えなかったからだった。
ニュートは自宅でジェイコブとクイニーに再会するが、ジェイコブは彼女によって呪文をかけられ婚約させられていた。ニュートによって呪文を解除されたジェイコブは彼女を咎(とが)め、傷ついたクイニーは出て行ってしまう。後を追ってパリに向かった二人は、クリーデンスの足取りを追っていたティナと合流する。
その後グリンデルバルドは、レストレンジ家の霊廟で開かれる集会にクリーデンスとクイニーを招待。
地下の霊廟に向かったニュートとティナは、ユスフ・カーマから「クリーデンスはリタの弟」だと聞かされるが、リタは「自分の弟は船でアメリカに来る途中に溺死したので違う」と告白。
霊廟の円型劇場で始まった集会には、4人のほかクリーデンスとナギニ、ジェイコブとクイニー、テセウスら闇祓いも参加していた。
グリンデルバルドは信者を扇動した挙句、自分に忠誠を誓った者のみが炎をくぐりぬけることができる「プロテゴ ディアボリカ 悪魔の護り」を発動。
革命が成功すればジェイコブと結婚できる世の中になると説得されたクイニーや、自分の本当の名前を教えてやると言われたクリーデンスは炎をくぐり、グリンデルバルドの仲間に。リタはスキャマンダー兄弟を救うために、自ら炎の犠牲となってしまう。
このどさくさに紛れてニフラーはグリンデルバルドから「血の誓い」を盗み、ニュートたちは霊廟から脱出して悪魔の炎を消火。ホグワーツ魔法魔術学校に戻った彼は、「誓い」の小瓶をダンブルドアに渡す。
最後に居城ヌルメンガードに戻ったグリンデルバルドは、「君の名はアウレリウス・ダンブルドアだ」とクリーデンスに明かすのだった。
|