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最多10部門でノミネートされていたスティーヴン・スピルバーグ監督の『リンカーン』は、残念ながらダニエル・デイ・ルイスさんが主演男優賞を受賞したのみに終わりました。

主演女優賞はエマニュエル・リヴァさん（『愛、アムール』）、助演男優賞はクリストフ・ヴァルツさん（『ジャンゴ　繋がれざる者』）、助演女優賞はアン・ハサウェイさん（『レ・ミゼラブル』）に贈られました。
『007 スカイフォール』が英国映画作品賞と音楽賞を受賞しています。

授賞式で話題をさらったのは、助演女優賞に輝いたアン・ハサウェイさんの長い受賞スピーチ（笑）。明らかに動揺した表情でステージに上がったハサウェイさんは、プレゼンターのジョージ・クルーニーさんからトロフィーを受け取ると、そのまま舞台中央へ。あわてて引き返して抱擁するものの、「あやうくジョージ・クルーニーとハグしないで通り過ぎちゃうところだったわ、バカよね！」と挨拶し、会場は大爆笑。

その後自分のヘアメイクさんから始まり、本作の共演者、監督に謝辞を述べ、食あたりでレッドカーペットの途中でバックステージ（トイレ）に駆け込んだ共演者エディ・レッドメインさんには「エディ、早くよくなってね。食中毒は最悪。そばに行って髪をなでてあげたいけど・・（BAFTAのトロフィーを指さし）無理なのよ」と会場を沸かせました。最後は『レ・ミゼラブル』作者の文豪ヴィクトール・ユーゴーにまで謝辞を贈り（笑）、長いスピーチは終了。

延々と続いたこのスピーチに対し「『レ・ミゼラブル』の彼女の出演時間より長かったんじゃないか？」や、「ハサウェイがユーゴーに謝辞を贈ったのだから、キャスリン・ビグロー（*）もビン・ラディンに礼を述べるべきでは？」などと冗談まがいにツイートする人も現れ、話題を呼びました（笑）。

授賞式動画は↓でどうぞ。全受賞リストは以下の通りです。

*CIAによるビン・ラディン容疑者追跡・殺害の裏側を描いた映画『ゼロ・ダーク・サーティ』の監督。