アカデミー撮影賞候補のブルーノ・デルボネル、「謎のプリンス」を語る！　- ポッターマニア

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アカデミー撮影賞候補のブルーノ・デルボネル、「謎のプリンス」を語る！

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」で第82回アカデミー撮影賞の候補に挙がっているブルーノ・デルボネルさんのインタビューが、同賞の公式サイトで紹介されています！

「謎のプリンス」で最も苦労したことを聞かれ、「先ず、過去の作品のカメラマンと同じぐらいいい仕事をしようと思ったんだ。でも前任者とは違ったやり方でね」と回答。「幾つかのセットは第1作目からあるが、それらに違った方法でどのように照明を当てられるか考えた。そして、これはハリー・ポッターの第6作目で、壮大な戦いより、むしろ登場人物の人間関係が描かれていると思ったんだ。そうはいってもドラマはあるし、だから、ダークな雰囲気で親密なストーリを描いたら面白いと考えたんだ。あたかも学校自体がダークなキャラクターであるかのようにね。そして、ダークでムーディなグレーのバリエーションで行こうと決めた。幸い、デイビッド・イェーツやプロデューサーも、この考えを気に入ってくれた」。

「技術的に苦労したのは？」との質問には、「この(照明の)アイデアを、ヴォルデモートの洞窟のクリスタルの島の撮影に適用し、動く明かりを加えた点。照明を使って「ダイナミズム」が欲しかったんだ。クリスタルのボールの前でシーンの動きがなかったから、人物の顔の上を照明が輪を描いて漂っていたら面白いし、ダイナミックになると考えた。ときには顔を照らし、時には隠すようにランダムにね」と告白。

「このシーンは、50フィートの高さのテクノクレーンの先にリモートヘッドを取り付け、それに6キロワットのソフトボックスを付けて操作した。これは挑戦しがいのあるアイデアだった。それが唯一の照明で、後戻りできなかったから。たぶん、これを考えたのは、僕だけだと思う」と明かしています。

「思い出に残っている瞬間は？」との質問には、「この洞窟のシーンのラッシュ(未編集のポジフィルム)を見たときに、ダンブルドアのセリフのちょうど途中で、彼の顔の上の照明が消えたとき。簡単な方法で照明を使っただけなのに、緊張やドラマが急に増したんだよ」

「美術のスチュアート・クレイグと働いたことも思い出深い。彼とは、熱意に満ちたすばらしい意見を交換できた。ハリー・ポッターがやれて、本当に満足している」と語っています。

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アカデミー賞授賞式は現地時間3月7日(日)、コダック・シアターで開催。米国ではABCが生放送。日本では翌8日にWOWOWが生中継します。

【謎のプリンス撮影のようす　ヴォルデモートの洞窟・ロンのキスなど】

【メイキング　スネイプなど】

【メイキング　天文台の塔など】