米ワーナー、ハリポタ製作スタジオ買収へ：一般ファンのセット見学が可能に！

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米ワーナー、ハリポタ製作スタジオ買収へ：一般ファンのセット見学が可能に！

米ワーナー・ブラザース(WB)は27日、「ハリー・ポッター」映画を1作目から製作しているロンドン北西部のリーブスデン・スタジオを買い取る意向であると発表しました！

ロールス・ロイス社の航空機エンジン工場の跡地に建設されたリーブスデン・スタジオは、不動産会社のMEPCが所有しており、これまでWBは同社とリース契約を結び、使用してきました。

WBは既に買収の申請を地元自治体にしており、許可がおり次第、整備・改修に着手する計画です。ファイナンシャル・タイムズによると、買収と改修にかかる費用は約1億ポンド(約144.7億円)。

具体的には、既存の建物の改装や100エーカーのバックロット(野外撮影用地)の再設計を行い、視覚効果やアニマトロニクス、編集作業などポストプロダクションの欧州におけるハブ・スタジオにする計画です。

また、予約制で一般客のスタジオツアーも始める予定で、ファンは「ハリー・ポッター」シリーズの魔法学校の大広間など、同スタジオで製作された映画のセットを見ることができるようになります。

リーブスデン・スタジオではこれまで「ハリー・ポッター」1作目から6作目までが制作されており、現在も最終作「ハリー・ポッターと死の秘宝」パート1と2の撮影が続けられています。このほか、「ダークナイト」や「007ゴールデンアイ」、「スター・ウォーズエピソード1／ファントム・メナス」やガイ・リッチー監督の「シャーロック・ホームズ」なども作られています。

WB広報担当者は「誰からも愛されている『ハリー・ポッター』映画の本拠地として、我々はリーブスデン・スタジオブズを大いに尊重しています」とのコメントを発表しています。

ハリウッド映画会社が英国に常設スタジオを所有するのは、1940年代にMGMがボーハムウッドのエルストリー・スタジオを取得し70年代に撤退して以来約40年ぶり。

リーブスデン・スタジオで生まれた「ハリー・ポッター」映画は、第1作から第6作に至るまで、ワーナー・ブラザースに多大な利益をもたらしてきました。これまでの売上げは、007シリーズ全22作とスター・ウォーズ全6作の合計を超える54億ドル(約4886億円)を記録しています♪

最終作「ハリー・ポッターと死の秘宝」は2部作での公開となり、パート１は2010年11月27日(米国では11月19日)、パート２は2011年7月15日（日本は7月20日？)に公開予定です。

【ハリー・ポッターと死の秘宝　ティーザー予告編】