【家族・生い立ち】
1992年9月30日米ニュージャージー州ワイコフに生まれる。父ロバート・S・ミラーはハイペリオンブックス(出版会社)の元副社長、母マルタ・コーシュはモダン・ダンサー。3人兄弟の末っ子で、二人の姉ケイトリンとサイヤがいる。
アシュケナージ系ユダヤ人(父)とドイツ系オランダ人の血を引き、「父だけユダヤ人で、母は違うけど、僕は自分をユダヤ人だと思っている」と語っている。
*アシュケナージとは、ドイツおよび北欧に居住していたユダヤ人のこと。
生まれつき吃音(どもり)があったが、6歳の時に幼稚園の教師に勧められてオペラ歌手の訓練を始め、そのお蔭で1年で完治した。
8歳の時にリンカーンセンターでフィリップ・グラスの現代オペラ「ホワイトレイブン」の米国初公演に出演。その後もメトロポリタン・オペラと歌っている。
ロックランドカントリー・デイスクールやハドソン高校に通ったが、16歳で中退した。
【キャリア】
私立校を舞台にした悲惨なドラマ『Aftershool』で幸先の良いデビューを飾った。この作品は2008年度カンヌ映画祭でプレミア上映され、その後多くの国際映画祭で上映され、インディペンデント・スピリット賞にノミネートされるなど、高い評価を受けた。
アフタースクール(原題)
2011年に心をかき乱す不穏なドラマ『少年は残酷な弓を射る』で主人公を演じ大ブレイク。この作品はカンヌ映画祭のパルム・ドール賞にノミネートされたほか、ケビン役の演技で、英国インディペンデント映画賞(BIFA)最優秀助演男優賞や放送映画批評家協会賞最優秀若手俳優賞にノミネートされた。
少年は残酷な弓を射る
同年には、サンダンス映画祭でプレミア上映された『アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たち』にも出演。これら2本の映画が評価され、2012年カンヌ映画祭で、その年に最もエキサイティングな若手俳優に贈られる「男優部門ショパール・トロフィー」の栄誉に輝いた。
翌2012年には高い評価を受けた『ウォールフラワー』でエマ・ワトソンと共演。大人へと成長していく姿を描いたこの作品で、クロトゥルーディス賞と、ボストン映画批評家協会賞の最優秀助演男優賞を受賞し、MTVムービー・アワードのブレイクスルー演技賞にもノミネートされた。
ウォールフラワー
2014年にはインディペンデント映画『ボヴァリー夫人』に出演、2016年にはザック・スナイダー監督の『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に初めてスーパーヒーローのフラッシュ役でカメオ出演。『スーサイド・スクワッド』にも同役で出演した。
2017年に公開された『ジャスティス・リーグ』でもバリー・アレンことフラッシュで活躍している。
ジャスティス・リーグ
ファンタビシリーズには1作目の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』から、クリーデンス・ベアボーン役で登場。2作目『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』にも同役で出演する。
『黒い魔法使いの誕生』で共演のクラウディア・キムさんと
音楽に情熱を傾けるミュージシャンでもあり、演技をしていない時は、自身のバンド「サンズ・オブ・アン・イラストリアス・ファーザー /Sons of an Illustrious Father」でツアーを敢行している(ヴォーカル&ドラムス担当)。
【プライベート】
『Beware the Gonzo』で共演したゾーイ・クラヴィッツさんをはじめ、これまで多くの女性との交際が伝えられたが、
2012年の「アウト誌」のインタビューで、自身を「クィア(性的マイノリティ)」だと告白。
「自分にはさまざまな性やジェンダーの素晴らしい友人が沢山いるが、誰とも恋愛関係にない」と話している。
「Beware the Gonzo」で共演したゾーイ・クラヴィッツさんと交際(短期間)
(Based on IMDb、『ファンタビ』プロダクション・ノートなど ) |