物語の舞台は1927年、ニュートが悪名高い闇の魔法使い、ゲラート・グリンデルバルドの正体を暴き、その逮捕を手助けした数ヶ月後から始まる。
しかしグリンデルバルドは自身の予告通り大胆にも逃亡し、「魔法使いによるマグル支配」という目的のために、仲間を集めていた。グリンデルバルドを阻止できる唯一の魔法使いは、かつて親友と呼ばれたアルバス・ダンブルドアただ一人。だがそのダンブルドアも、かつて(ニューヨークで)
グリンデルバルドの企てを阻止した経験のある、元教え子のニュート・スキャマンダーに助けを求める。
この新たな冒険で、ニュートはティナ、クイニー、そしてジェイコブと再会。彼らが、より危険で分断された魔法界の中で危機に直面したとき、その忠誠心が試されることになる。
メガホンを執るのは前作に続き、デイビッド・イェーツ監督。ハリポタ作者のJ.K.ローリングが脚本を執筆し、
オスカー俳優のエディ・レッドメインが、主人公の魔法動物学者ニュート・スキャマンダーを再演。闇祓いのティナ・ゴールドスタインをキャサリン・ウォーターストン、その妹クイニー・ゴールドスタインをアリソン・スドル、そして4人の中で唯一のノー・マジ(=マグル=非魔法族)のジェイコブ・コワルスキーをダン・フォグラーが前作に引き続き演じる。
アカデミー賞ノミネート歴を持つジョニー・デップが、強力な闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドとして出演。同じくアカデミー賞ノミネート歴のあるジュード・ロウが、J.K.ローリングが作り出した最も愛されるキャラクターのひとりアルバス・ダンブルドアの、ホグワーツ校長になる数十年前の時代を演じる。
1作目の終わりでその運命が明かされなかった謎めいたクリーデンスをエズラ・ミラーが本作でも演じ、ゾーイ・クラビッツが、1作目では写真の中に登場したニュートの過去にかかわる女性リタ・レストレンジとして登場。カラム・ターナーが、戦争の英雄で闇祓いの有名なニュートの兄テセウス・スキャマンダーを、そしてキム・スヒョンが魔法サーカスの花形スターとして登場する。
本作では魔法界の舞台がニューヨークからロンドン、さらにパリへと拡大。ハリポタの本や映画のファンを喜ばせる、ハリー・ポッターの世界との驚きのつながりも用意されている。
アンサンブルキャストとして、魔法使いユスフ・カーマ役にウィリアム・ナディラン、賞金稼ぎグリムソン役にイングバール・シーグルソン、魔法サーカス団長スケンダー役にオラフル・ダッリ・オラフソン、MACUSA(アメリカ合衆国魔法議会)のティナとクイニーの上司アバナシー役にケビン・ガスリーが決定。
製作はデイビッド・ヘイマン、J.K.ローリング、スティーブ・クローブス、ライオネル・ウィグラム、製作総指揮はティム・ルイス、ニール・ブレア、リック・セナ、ダニー・コーエンが担当。
イェーツ監督を支えるクリエイティブ・チームには、米アカデミー賞受賞歴をもつ撮影のフィリップ・ルースロ(『リバー・ランズ・スルー・イット』)、3度米アカデミー賞に輝いた美術のスチュアート・クレイグ(『イングリッシュ・ペイシェント』『危険な関係』『ガンジー』「ハリー・ポッター」シリーズ)、BAFTA英アカデミー(BAFTA)賞を3度受賞した編集のマーク・デイ(「ハリー・ポッター」シリーズ最後の4本、TV「ステート・オブ・プレイ 〜陰謀の構図〜」)、米アカデミー賞に4度輝く衣装のコリーン・アトウッド(『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』『シカゴ』『SAYURI』『アリス・イン・ワンダーランド』)、米アカデミー賞受賞歴をもつ視覚効果監修のティム・バーク(『グラディエーター』「ハリー・ポッター」シリーズ)、そして同賞ノミネート経験をもつ視覚効果監修のクリスチャン・マンズ(『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』)が参加している。
本作は、「ハリー・ポッター」シリーズ第1作目より魔法世界のホームグラウンドとして活躍するワーナー・ブラザースのリーブスデン・スタジオで撮影が行われ、2018年11月16日に英米を含む世界各国で公開予定。
なお、公開オーディションでティーン時代のアルバス・ダンブルドア、ゲラート・グリンデルバルド、ニュート・スキャマンダー、リタ・レストレンジ役を探しているところから、1899年に起きたダンブルドア一家とゲラートの争い(アリアナ・ダンブルドアが死亡)や、ニュートの退学の真相が描かれる可能性が。
またIMDbProの『Fantastic Beasts and Where to Find Them 2』のページに、一時期ニュートとリタについてのシノプシスが投稿されたため、二人の関係が明らかになると見られている。 |