ハリポタ「死の秘宝」マークのインスピレーション源は、「フリーメイソン」！ 作者が告白

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英国で28日に放送されたBBCのドキュメンタリー「Harry Potter: A History of Magic」の中で、作者自身が語ったもの。

「死の秘宝」は「透明マント」、「ニワトコの杖」、「蘇りの石」から成る、魔法界の伝説の宝のこと。タテ線に丸を描き三角形で結んだ形が、そのシンボルです。

ドキュメンタリーに出演したローリングさんは、母親が亡くなったとき、そうとは知らずにテレビ映画を見ながらスプラウト先生のイラストを描いていたという悲しいエピソードを告白。

その時見ていた映画『王になろうとした男』に登場したフリーメイソンのマークについて、「映画の中でフリーメイソンのシンボルは、とても重要です。まさに20年後に（映画を再び見てその中に）『死の秘宝』のマークを目にし、この２つが非常に似ていることに気づきました」とコメント。

気づいた時に全身が凍りついたと語り、「潜在意識の奥深い所で、この二つのシンボルは繋がっていると思いました。20年以上前のその晩に戻って来たかのように感じました。ポッターシリーズは喪失について多く描かれていますが、前にも言いましたが、母が亡くなっていなかったら、物語は今とはまったく違ったものになっていたと思います」と告白。

母親の死が、物語に大きく影響していると、再び強調しました。

『王になろうとした男』は、ラドヤード・キップリングの同名作品を、ジョン・ヒューストン監督が映画化したアドベンチャー作品。

秘境カリフィスタンで“王”になろうとした2人の退役軍人（フリーメイソンのメンバー）の顛末が描かれています。

このローリングさんのドキュメンタリーは、『ハリー・ポッターと賢者の石』出版20年を記念し、大英図書館で特別展示イベント「Harry Potter: A History of Magic」（ハリポタ展）が開催したことを受け、製作・放送したもの。

ハリポタ展には、ローリングさん直筆のイラストや原稿、ホグワーツの地図などのほか、魔法や魔術の民間伝承なども展示され、JKRのインスピレーションの源や、シリーズが完成するまでのプロセスを知ることができます。

Digital Spy、インディペンデント紙、BBC [posted at JST 1:00/10/30/2017 ©ポッターマニア　無断転載禁止]

映画に登場した、プロビデンスの目を使ったフリーメイソンのシンボルマーク(左)と、「死の秘宝」のマーク(右)

一般的なフリーメイソンのシンボルマーク(左)と、「死の秘宝」のマーク(右)

『王になろうとした男』　ショーン・コネリーとマイケル・ケイン

Harry Potter: A History of Magic - The Book of the Exhibition　 ハードカバー英語　情報　￥4,676　 キンドル版（￥1,500） ★大英図書館で開催中の「ハリー・ポッター展」の公式ガイドブック。展示中のJ.K.ローリングの直筆スケッチや原稿、『賢者の石』あらすじ、イラスト版の絵などを全収載。世界の博物館から集められた魔法・魔術に関する歴史的展示物も多数掲載。

Harry Potter: A Journey Through a History of Magic 英語　ペーパーバック ￥ 2,297　情報　キンドル版（￥1,086） ★大英図書館で開催中の「ハリー・ポッター展」の公式本。ハードカバー版のダイジェスト版。展示中のJ.K.ローリングの直筆スケッチや原稿、『賢者の石』あらすじ、イラスト版の絵などを収載。

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