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ハリポタ作者が「失敗」のススメを語った新刊が発売～ためになる８つのアドバイス！

ハリー・ポッター作者のJ・K・ローリングさんが「失敗」」することの重要性や想像力の大切さを語った新刊本『Very Good Lives: The Fringe Benefits of Failure and the Importance of Imagination』（素晴らしい人生：失敗がもたらす利点と想像力の重要性）が14日に発売されます！

これは、ローリングさんが2008年に米ハーバード大学で行った卒業記念講演をまとめた書籍。生活保護を受けたシングルマザーから、一躍ベストセラー作家に這い上がったローリングさんならではの、貴重な助言や教訓がたくさん書かれています。

その中でも特に人生の参考になりそうな８つのアドバイスを紹介します！

【JKRアドバイス１：失敗編】
失敗は、不要なものをはぎ取ってくれる。
JKR「私の卒業後の7年間は、手ひどい失敗でした。結婚はすぐに破局し、片親で娘を育てなくてはいけないのに、仕事は無く、ホームレスの一歩手前の貧しい生活を送っていました。しかし失敗したことで、自分自身を偽って『わたしは本当の自分とは違う別の何者かなのだ』というフリをすることを止めることができ、本当に重要なことに、自分の持てる力をすべて注ぐことができたのです」

【アドバイス２：失敗編】
間違った進路を押しつけられたからといって、いつまでも両親を責めないこと。
JKR「私は小説家になりたいという夢を持っていましたが、貧しい家庭で育ち大学を出ていない両親は、『そんなものでは家も買えないし、年金も払えない』と、大学で実用的な学位を取って欲しいと言われました。その結果妥協して、学部を選ぶことになりましたが、このような両親の考えを責めようとは思いません。

若い頃は、両親が自分の人生を間違った方向へ導くことを責める時期があっても、自分で自分の人生の舵を取れる年齢になれば、全ては自分の責任なのです」

【アドバイス３：失敗編】
失敗は自分のことを教えてくれる。失敗から這い上がり、強く、賢くなったのだと知ったとき、人は自分の生きる力を信じることができる。真の友人を見いだせる。
JKR「失敗は決して楽しいものではなく、いつまでも暗いトンネルが続き、出口が見え状態です。しかし、失敗したことで自分に強い意志があり、私が思っていた以上に自分の心は鍛えられているのだと気付きました。そして自分自身や友達との関係が逆境によって試されて初めて、人はそれらを本当に理解することができます。そのような知恵こそが（失敗がくれた）プレゼントであり、どんな資格よりも価値あるものなのです」

【アドバイス４：失敗編】
人生は困難で、複雑で、コントロールできないもの。このことを謙虚に理解しなければ、人生の浮き沈みを生き抜くことはできない。
JKR「幸福とは、獲得や達成のチェックリストではありません。私と同世代や年上人たちの中にも、それを混同している人が大勢いますが、人生は資格や履歴書で決まるものではないのです」

【アドバイス５：想像力編】
人は、想像力があるからこそ、経験を分かち合ったことのない他人にも共感することができる。
JKR「想像力とは、存在しないものを心に思い描き、発明や革新を生み出す能力のみを指すのではありません。想像力があるからこそ、経験していないことでも学んだり理解でき、他人の心を思いやったり、他人の状況が思いやれるのです」

【アドバイス６：想像力編】
他人に共感することを拒否して生きる人は、本物のモンスターになるかもしれない想像力は他人を理解したり同情したりするためでなく、人を操りコントロールするために使う人もいます。また想像力を全く使おうとせず、自分の経験だけに浸り、自分と関係のない人の不幸から心を閉ざし、知ることを拒否する人もいます。そのような人は、本物の怪物になってしまうかもしれません。

【アドバイス７：想像力編】
人が内面で達成したことは、外面の現実をも変える
ギリシアの作家プルタコスの言葉。「これが意味するところのひとつは、私達が外界との繋がりを断つことは決してできないということ、そして、私達はこの世に存在する限り、他の人たちの人生と触れ合って生きているのだということ」

【アドバイス８：想像力編】
世界を変えるのに魔法はいらない。想像力があればいい。
JKR「世界を変えるのに必要な力は、すでにみなさんに備わっています。それは、みなさんの想像力なのです。そして最後にセネカという古代のローマ人の次のような言葉を、是非とも覚えておいてください『人生は物語と同じである。重要なのはその長さではなく、その良さであるという点において』」

いかがでしたか？失敗から学んだローリングさんだからこそ、弱者への思いやりあふれる「ハリー・ポッター」が生まれたのかもしれませんね。

ちなみに本の売上げの90%はJKRが創設したチャリティ団体「ルーモス」に、残りの10%がハーバード大学の学資援助に寄付されます。

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