■ウォーク・オブ・フェーム Walk of Fame (ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム)
有名スターの名前が入った星形メダルが埋め込まれた、米カリフォルニア州ハリウッドの大通りの名称。別名「ハリウッド名声の歩道」とも呼ばれている。
5キロほどの長さの通りに、映画やテレビ、舞台、ラジオ、音楽の分野で活躍した人物の名前が彫られた星型のプレートが2000以上も埋め込んであり、世界中から観光客が訪れている。
設立は1959年。ハリウッド商工会議所によってスタートし、現在では毎年6月に、20名ほどの候補者の中から一般投票によって選ばれている。ここに名前が追加される際には、本人が訪れセレモニーに参加している。
最近ではハリウッド以外の都市や国でも、これと似たような「ウォーク・オブ・フェーム」を設置している所が多く、イギリスではロンドンのコベントガーデン(アベニュー・オブ・ザ・スターズ)や、エディンバラ市庁舎前などに作られ、ケネス・ブラナーさんやJ.K.ローリングさん(予定)の手形が飾られている。
これとは別に、ハリウッドのチャイニーズ・シアターの前庭には、有名俳優や若手女優の足形やサインなどが刻まれている場所があり、ハリー・ポッターのトリオも2007年、「手形・足形・杖形」を残すセレモニーをここで行った。 チャイニーズ・シアターやウォーク・オブ・フェームに手形などを残すことを、一般に「殿堂入り」と呼んでいる。
■ヴォイス・オーバー/ボイス・オーバー voice-over
映画やテレビのナレーションや吹替えのこと。
■MTVムービー・アワード MTV Movie Awards
米ケーブルテレビのMTVが毎年開催している映画賞。 最優秀作品賞, 最優秀男優賞, 最優秀女優賞, 最優秀悪役賞などがある
■エンパイア・ムービー・アワード(エンパイア賞) Empire Awards
英国の映画・エンタメ雑誌エンパイア誌が主催する映画賞。一般読者の投票で決定する。「エンパイア・アワード」、「エンパイア・フィルム・アワード」とも呼ばれる。
■クッキー cookie
Webサイトの提供者が、Webブラウザを通じて訪問者のコンピュータのハードディスク上に、一時的にデータを書き込ませる情報ファイルのこと。これを有効にしないとオンラインビデオなどが見られない場合がある。 クッキーを有効にする方法
■クリエイティブ・アーツ・エミー賞 Creative Arts Emmy Awards
米国の優れたテレビ番組に贈られるエミー賞の中でも、特に制作や技術に携わった人たちに贈られる賞。プライムタイム・エミー賞授賞式の1週間前に発表される。
■コミック・コン Comic-Con/コミコン・インターナショナル Comic-Con International)
コミック(マンガ)やSFファンタジー映画などポップ・カルチャーの世界最大の祭典。毎年7月または8月に、米国サンディエゴで4日間開催される。1日に10万人以上のファンが訪れることから、映画会社のキャンペーンの場として利用されており、近日公開映画の特別映像や新予告編などが発表されている。実際、映画『300 スリーハンドレッド』や『アイアンマン』など最近の映画のヒット作はここから生まれている 公式サイト
■サターン賞 Saturn Awards
アメリカSF・ファンタジー&ホラー映画アカデミー(The Academy of Science Fiction, Fantasy & Horror Films)が主催する映画賞。毎年映画やテレビの優れたSF・ファンタジー&ホラー映画が会員によって選ばれるため、SF・ファンタジー界のアカデミー賞とも言われている。受賞者には土星(サターン)の形をしたトロフィーが贈られることから、サターン賞と呼ばれている。
■シットコム sitcom
シチュエーション・コメディ(日常生活をシチュエーションにしたコメディ)の略。登場人物と場面設定との絡みのおかしさで笑わせる、連続ホームコメディ。
■シネマコン Cinemacon
映画興行主向けのコンベンション。メジャースタジオ(映画製作の大手企業)が、劇場主など興行関係者向けに行うラインナップ発表会(今後公開される映画を発表する)で、毎春、米ラスベガスで開催される。劇場主やスタジオの重役のほか、投資家など数千人(2015年は3000人)が、世界中から集まる。近年では米国に次いで世界第2の映画市場に成長した中国からの参加者も多い。
■ショット shot
映画・テレビ撮影で、カメラが回り始めてから止まるまでの、切れ目なしに撮影されたひと続きの画像。映画の最少単位で、ショット、シーン、シークエンスの順で画面のまとまりは大きくなっていく。
■ズーム/ズーミング zoom
映像を拡大すること
■スニークピーク sneak peek
映画の公開前に、映像の一部やメイキング映像、予告編などを見せること。
■スニーク・プレビュー sneak preview
映画のモニター試写会。 観客には事前に作品名が知らされないので、「覆面試写会」とも呼ばれている。 通常の試写会とは異なり、公開前の非常に早い段階で行われ、映画の製作者はこの時の観客の反応を見て、作品の内容を編集し直したり、公開方法を変更する。「テスト・スクリーニング」とも言われる。ときには
「スニークピーク」と同義で使われることもある。
■スピンオフ spin-off, spinoff
テレビや映画などで好評を博した作品から特定の登場人物などを抜き出し、新たに制作される作品のこと。
■前日譚(ぜんじつたん) prequel
小説・映画などで、もとの作品より時間的に前のできごと(内容的にさかのぼるできごと)を扱った作品のこと。
作品がヒットした後に、それにつながるように作られることが多いが、「ハリー・ポッター」シリーズのように、構想の段階から長い(魔法界の)歴史がすでに考えられている作品もある。
前日談(ぜんじつだん)、前編(ぜんぺん)ともいう。
■テイク,
テーク take
1つのショットの1回の撮影のこと。通常、1つのショットに対し、複数のテイクを撮影し、その中の最善のひとつを最終的に映画に使用する。例えば、「1ショットを3テイクで済ませた」場合、撮影回数が3回で、その中から一番いいのを選んだことになる。
■ティーザー・トレイラー/ティーザー予告編 teaser trailer
正式な予告編の前に公開される予告編のこと。「特報予告編」、「先行予告編」とも言う。ちなみにteaserとは英語で「じらす人(男をじらす女性)」という意味。
■ティーザー・ポスター teaser poster
新作映画のタイトルや内容を浸透させる目的で、最初に作られるポスターのこと。映画が公開される1年〜数ヶ月前に公開される予告ポスターで、"Coming Soon"という文字や公開時期などが記載されている。比較的抽象的な写真を使い、告知的な役割を持っている。「アドバンス」と呼ばれることも。
■テスト・スクリーニング test screening
編集段階での一般人による試写のこと。映画のターゲットとなる層の一般人を招待して未完成作品の試写会を行い、その反応を見るマーケティング・リサーチの一種。観客には事前に作品名が知らされていないので、「スニーク・プレビュー」と呼ばれることも。試写後、観客からアンケートや採点を取り、その反応によって映画の仕上げ方を変えていく。時にはエンディングを変えたり追加撮影をする場合もある。「ハリー・ポッター」映画は必ずテスト・スクリーニングを行っている。
■ハーネス harness
空中アクション・シーンなどの撮影で、スタントマンがワイアロープを体に結び付けるために装着する安全ベルトの一種。装着帯。本来は、ロッククライミングなどで用いる安全ベルトを意味する。
■パン pan
撮影技法のひとつ。カメラ本体は1ヶ所に据えたまま移動せず、レンズの方向を左右に水平に動かすこと。
■ブリティッシュ・ソープ・アワード British Soap Awards
英国のテレビで放送されている人気ソープ(連続ドラマ)を対象にした賞。最優秀ソープ賞(Best British Soap)や最優秀女優賞、最優秀男優賞、最もセクシーな男優、最もセクシーな女優など17部門の賞がある。受賞は、一般視聴者と専門家の投票で決まる。毎年5月ごろ開催。トム・フェルトンが2010年にプレゼンターとして出演。
■プリプロダクション preproduction
映画や劇などで制作準備段階(配役決定、セットや衣装のデザインなど)のこと
■プレミア/プレミア試写会 premiere
映画の封切り前に特別に見せる無料の完成披露試写会のこと。宣伝も兼ねているため、映画に出演した俳優や監督が出席し、有名人や報道関係者が招待されることが多い。 会場入口にはレッドカーペット(長い赤じゅうたん)が敷かれ、関係者がその上を歩いて会場に入るのがお約束となっている。 日本で行われるプレミアを「ジャパン・プレミア」、ロンドンで行われる試写会を「ロンドン・プレミア」と呼んだりもする。
プレミアとは英語で「初日、初演」のこと(語源はフランス語のpremière「最初の、初演」)。
■ポスト・プロダクション postproduction
映画の撮影が完了した後に行う編集やダビング、特殊効果などの作業のこと。
■レーティング/レイティング rating
米国や英国、日本では、児童および未成年者の映画視聴のための目安として、レーティングが設けられている。暴力、性描写、ドラッグ、残酷なシーンなどの露出度を基に、4〜5つに分かれている
【米国のレーティング】UPDATE!
米国映画協会(Motion Picture Association of America/MPAA)のレーティング機関CARAにより、以下のレイティングが決定されている。 R指定とNC-17指定以外は、保護者の同伴は必要ない(=PG、PG-13の映画は、保護者が同伴しなくても見ることができる)。
G・・・General 一般向き。子供から大人まで誰でも鑑賞できる。
PG・・・Parental Guidance 児童にふさわしくない描写が含まれている可能性あり。児童が鑑賞する場合は、保護者は気をつける必要がある。「ハリー・ポッターと賢者の石」、「ハリー・ポッターと秘密の部屋」、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」は、この指定を受けた。
PG-13・・・ (13歳未満の子供が鑑賞する際は)保護者の厳重な注意が必要。13歳未満の子供にはふさわしくない描写が含まれている可能性がある。「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」および「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」とハリー・ポッターと死の秘宝:パート1と「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」は、この指定を受けた(ほかにも「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」や「もののけ姫」もPG-13)
R・・・Restricted 制限つき映画。成人向け内容が含まれている。保護者は17歳未満の同伴をする前に、映画についてよく知る必要がある(17歳未満は、成人の保護者の同伴が必要)。
NC-17・・・Not For Children Under 17 17歳未満の入場禁止。
【英国のレーティング】
英国フイル ム審査機構(British Board of Film Censor/BBFC)が決定。
U・・・Universal 一般向き。
PG・・・Parental Guidance 子供に不適切な描写が含まれている。子供が鑑賞する歳は、親の注意が必要。
12A・・・12歳未満が鑑賞するには、保護者の同伴が必要。「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」と「ハリー・ポッターと謎のプリンス」は、この指定を受けた。
15・・・15歳未満の観覧禁止。
18・・・18歳未満の観覧禁止。
【日本のレーティング】
映倫管理委員会が決定。
映画の区分
一般(G)・・・年齢に関係なく誰でも鑑賞できる。表示はされていない。ハリー・ポッター全作品は、この指定。
PG-12・・・12歳未満(小学生以下)の観覧には適していない部分あり。12歳未満は保護者同伴が望ましい。
R-15・・・15歳未満(中学生以下)の観覧には適していない。15歳未満(中学生以下)観覧禁止。
R-18・・・18歳未満の観覧には適していない。18歳未満は観覧禁止。
■レッドカーペット red carpet
プレミアや授賞式などの入口に敷かれる、長い赤じゅうたんのこと。招待された有名人や映画の出演俳優や監督などが、この上を歩いて会場に入る。このため、入場自体を「レッドカーペット」と呼ぶことが多い。
■ワールド・プレミア worldpremiere
世界で最初に行われるプレミアのこと。「世界初上映」などとも訳される。映画の一般公開前に、世界で最初に関係者や一般向けに発表される一大イベント。通常のプレミアより規模が大きく、おおぜいの出演者、有名人、報道関係者らが招待される。もちろん入口には巨大なレッドカーペットが敷かれ、セレブがこれを歩き入場する。ハリー・ポッターの場合は、英国の小説であり、英国で製作されているため、「ロンドン・プレミア」が「ワールド・プレミア」となることが多い。「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」のときは、日本でワールドプレミアが行われた。
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