概要
配給:ワーナー・ブラザーズ
ジャンル:ファンタジー・アドベンチャー
公開年:2001年12月1日 (米英2001年11月16日)
プレミア:英国2001年11月4日/米国2001年11月14日
上映時間:152分
スタッフ:
監督・・・クリス・コロンバス
脚本・・・スティーブ・クローブス
原作・・・J.K.ローリング
出演:
ハリー・ポッター・・・ダニエル・ラドクリフ (小野賢章)
ロン・ウィーズリー・・・ルパート・グリント (常盤祐貴)
ハーマイオニー・グレンジャー・・・エマ・ワトソン(須藤祐美)
ドラコ・マルフォイ・・・トム・フェルトン(三枝享祐) |
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あらすじ
1歳のときに両親を亡くしたハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)は、唯一の親戚であるペチュニアおばさん(フィオナ・ショー)とその夫のバーノンおじさん(リチャード・グリフィス)、息子ダドリー(ハリー・メリング)の一家に引き取られ、みじめな生活を送っていた。しかし、11歳の誕生日を目前にしたある日、そんな彼に手紙が届く。それは、ホグワーツ魔法魔術学校の入学許可証だった。実はハリーは魔法使いで、両親は悪の魔法使いヴォルデモートとの戦いで殺されていたのだった。さらに自分がヴォルデモートの死の魔法から唯一「生き残った男の子」として、魔法界では有名な存在であることを知ったハリーは、9月1日にロンドンのキングズ・クロス駅の九と四分の三番線からホグワーツ特急に乗り、魔法学校に向かう。
列車の中でロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)やハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)と知り合いになったハリーは、新入生歓迎会で行われた組分けの儀式で、彼らと同じグリフィンドール寮に組分けされる。ホグワーツで新生活をスタートしたハリーはクィディッチの才能のあることが分かり、シーカーに大抜擢。学校の人気者になるが、「魔法薬学」教授のセブルス・スネイプ(アラン・リックマン)とスリザリ寮のライバル、ドラコ・マルフォイ(トム・フェルトン)からは、目の敵にされていた。
そんなある日、校内の立ち入り禁止の3階に入り込んでしまったハリー、ハーマイオニー、ロンの3人は、頭が3つある三頭犬フラッフィーを見てしまう。さらにハロウィーンの日には、誰かの仕業で巨大な怪物トロールが学校に侵入。ハーマイオニーが殺されそうになるが、ハリーとロンが力を合わせて救助した。校内で邪悪な陰謀が渦巻いていることを察知したハリーたちは、先生の目を盗み、透明マントを使いこっそり調査を開始。次々と謎が解けていき、伝説の“賢者の石”が学校の中に隠されていることや、それをフラッフィーが守っていること、そして石を盗み出そうとしているヤツがいることや、それがハリーの両親を殺したヴォルデモートであることを突き止める。
3人は学校に危機が迫っていることをミネルバ・マクゴナガル先生(マギー・スミス)に訴えるが、聞き入れてもらえず、ダンブルドア校長(リチャード・ハリス)は学校を不在にしてしまう。稲妻形の額の傷がズキズキ痛む中、ハリーは両親を殺した者への復讐と賢者の石を守るため、勇気を持って立ち上がるのだった。 |
オーディションなしで選ばれたダニエル!
世界的ベストセラー小説の映画化作品の第1作目として、キャスティングの段階から世間の注目を集めていた「ハリー・ポッターと賢者の石」。その主役のハリー・ポッター役に選ばれたのは、オーディションを“受けなかった”ダニエル・ラドクリフ(当時11歳)だった!
監督のクリス・コロンバスとプロデューサーのデイビッド・ヘイマンは、1999年からオーディションを行い3000人もの候補者に会っていたが、ハリーにふさわしい子役は仲々見つからなかった。そんな時、オフィスの棚にあったTV映画「デビッド・コパーフィールド」のビデオジャケットを目にした監督は大声で叫んだ。「ここにいた!ハリー・ポッターがいたよ!」。そのジャケットに写っていたのが、ダニエル・ラドクリフだったのだ。
さらにその2〜3か月後、プロデューサーが脚本のスティーブ・クローブスとともに舞台「Stones in His Pockets」を観に行った際、父親に連れられたダニエル・ラドクリフに偶然出くわし、ヘイマンもまた雷に打たれたようなショックを受ける。「彼を見た瞬間、稲妻が光り、空が真っ二つに割れ、まるで聖書の中の天啓を受けた瞬間のような気持だったよ」。
ダニエルの両親は当初、世界的ヒットが確実な大作映画の主役を息子が演じることに対して躊躇していたが、監督やプロデューサーが必死に説得。結局、ダニエルの配役が決まったのは、撮影が始まる直前だった。 |
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■作者のJ.K.ローリング(JKR)は、メインキャストは英国人俳優を使って欲しいと依頼したが、例外が2人いる。一人は・・続きを読む
・グロスター大聖堂(コッツウォルズ近郊):ホグワーツ校廊下。
・アニック城(ノーサンバーランド):ホグワーツ校外観、クィディッチ競技場。解説はこちら
・オックスフォード大学クライスト・チャーチ・カレッジ:ホグワーツ校外観。
・オックスフォード大学ディヴィニティ・スクール:医務室。
・オックスフォード大学ボドレアン図書館内デュークハンフリー図書館:ホグワーツ図書館。
・グレン・ネヴィスの谷:ホグワーツ校の窓から見える景色など。
・ブラックパーク(ハートフォードシャー):禁じられた森(ダーク・フォレスト)。
・キングス・クロス駅:プラットフォーム9と3/4番線。
・ロンドン動物園:ハリーがヘビを逃がした動物園。
・オーストラリアン・ハイ・コミッション(ロンドンオーストラリア大使館):グリンゴッツ銀行。
・ゴースランド駅(ノースヨークシャー):ホグズミード駅。
・ナショナル=トラストのレイコック寺院(ウィルトシャー):ホグワーツ校内部。
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キャスト
-主役3人-
・ハリー・ポッター:ダニエル・ラドクリフ/
Daniel Radcliffe
(ダニエル君が成長した為2シーンで声の吹き替えをやった子役:Joe Sowerbutts ※下記参照)
(ハリー・ポッターの赤ちゃん役:Saunders Triplets)
・ロン・ウィーズリー:ルパート・グリント/Rupert Grint
・ハーマイオニー ・グレンジャー:エマ・ワトソン/Emma Watson
-ホグワーツ職員たち-
・アルバス・ダンブルドア:リチャード・ハリス
・ルビウス・ハグリッド:ロビー・コルトレーン
・ミネルバ・マクゴナガル:マギー・スミス
・セブルス・スネイプ:アラン・リックマン
・フリットウィック先生:ワーウィック・デイビス
・クィレル先生:イアン・ハート
・フーチ先生:ゾーイ・ワナメイカー
・管理人フィルチ:デイビット・ブラッドリー
-生徒たち-
・ドラコ・マルフォイ:トム・フェルトン/Tom Felton(1987年9月22日生まれ)
・ネビル・ロングボトム:マシュー・ルイス
・ビンセント・クラッブ:ジェイミー・ウェイレット
・グレゴリー・ゴイル:ジョシュア・ハードマン
・オリバー・ウッド:ショーン・ビガースタッフ
-ウィーズリー家-
・ウィーズリー夫人:ジュリー・ウォルターズ
・フレッド:ジェームズ・フェルプス/James Phelps
・ジョージ:オリバー・フェルプス/Oliver Phelps
・パーシー:クリス・ランキン
・ジニー
:ボニー・ライト
-ゴースト-
・ほとんど首なしニック:ジョン・クリーズ
・血みどろ男爵:トレンス・ベイラー
-マグルたち-
・バーノン・ダーズリー:リチャード・グリフィス
・ペチュニア・ダーズリー:フィオナ・ショー
・ダドリー・ダーズリー:ハリー・メリング
・キングズ・クロス駅員:ハリー・テイラー
-魔法使いたち-
・オリバンダー老人: ジョン・ハート
・「漏れ鍋」バーテンダー:デレク・デッドマン
・リリー・ポッター:ジャラルディン・ソマーヴィル
-その他-
・グリップフック:バーン・トロイヤー
・「例のあの人」:リチャード・ブレマー
-出演できなかった人物-
●ロビン・ウィリアムズ:「賢者の石」の幾つかの役を希望したが、ローリング氏がアメリカ人俳優を望まなかったため出演はかなわなかった。彼曰く「..多分いつか、ハリーがイェール大学に入学して大統領にでもなったら(出演できるかも)ね...」とのこと(IMDb情報)。又カメオ出演するとの噂も流れたが、こちらも実現しなかった。
●シャルロット・チャーチ:ティーン歌手のシャルロットさんがCBBCのインタビューで語ったところによると、彼女は「賢者の石」のキャスティングの際ハーマイオニー役を希望し、決まりかけたが、年齢が上だったため実現しなかったとのこと。当時シャルロットさんは13歳。ワーナーはハーマイオニー役に11歳の少女を探していた。
-日本語吹き替え-
ハリー・ポッター:小野賢章、ロン・ウィーズリー:常盤祐貴、ハーマイオニー・グレンジャー:須藤祐美、ネビル・ロングボトム:上野容、オリバー・ウッド:川島得愛、フレッド/ジョージ・ウィーズリー:尾崎光洋、パーシー・ウィーズリー:宮野真守、ウィーズリー夫人:一龍斎貞友、バーノン・ダーズリー:楠見尚巳、ペチュニア・ダーズリー:さとうあい、ダドリー・ダーズリー:忍足航己、アルバス・ダンブルドア:永井一郎、ミネルバ・マクゴナガル:谷育子、ルビウス・ハグリッド:斉藤志郎、セブルス・スネイプ:土師孝也、ほとんど首なしニック:たかお鷹 |
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