被害総額3億円、被害者はパリス・ヒルトン、オーランド・ブルーム、リンジー・ローハンらハリウッド・セレブ――
全米メディアを騒然とさせた、少女たちによる衝撃の事件
『ロスト・イン・トランスレーション』で第76回アカデミー賞脚本賞、前作『SOMEWHERE』で第67回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を獲得し、ファッション・アイコンとしても常に注目を浴びてきたソフィア・コッポラの最新作は、ハリウッド・セレブの豪邸を襲ったティーン窃盗団「ブリング・リング」(=キラキラしたやつら)を描いたセンセーショナルな物語。
事件とゴシップが交錯する、映画を超えた究極のリアリティー・ショー
これまでの優等生イメージを覆し、欲望の赴くままに盗みを働くセクシーなニッキーを演じるのは、「ハリー・ポッター」シリーズでお馴染みエマ・ワトソン。
実際の被害者であるパリス・ヒルトンはロケ場所として自宅を提供、かつて見たことのないゴージャスなクローゼットを披露している。
ルイ・ヴィトン、クリスチャン・ルブタンなど、ラグジュアリー・ブランドのおびただしいアイテム、カニエ・ウェスト、M.I.A.らの音楽、さらにはSNSやゴシップサイトの写真までもがミックスされた映像は、キラキラとまぶしく、でも残酷ではかない、少女たちの光と影を鮮烈に焼きつけた、まさに今のソフィア・コッポラにしか撮れない究極の青春映画となった。
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