ハリポタ女優イヴァナ・リンチ、J.K.ローリングを支持！「彼女は社会的弱者を擁護しているだけ」

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リンチさんは同紙に対し「JKRがトランスジェンダーに関する見解をツイッターに投稿して以来、彼女が直面している過激な反発にショックを受けています」とコメント。

ローリングさんは、女性の定義は生物学的な性別と結びついていると表現したために、トランスの人々を支持しているにも関わらず「トランス嫌悪」と誤認され、キャンセルカルチャーの犠牲になってきました。

イバンナさんは続けて「ローリングさんの性格は、常に社会の最弱者を擁護するものだと感じていました」とし、「問題は、誰が最弱者であるかについて意見の相違があることです。人々が彼女にもっと恩恵を与えて（＝支援し）、彼女の言うことに耳を傾けてくれることを願っています」と話しました。

イヴァナ・リンチとJ・K・ローリング

さらに彼女は、論争の発端となった2020年のJKRの投稿に言及。

当時ローリングさんは「性が本物でなければ、同性愛は存在しません。性が本物でない場合、世界中の女性の現実は消滅します。私にはトランスの人々の知り合いがいるし、愛していますが、性の概念を消すと、自らの人生を有意義に議論することができなくなります。 真実を語ることは、嫌悪ではありません」とツイートしました。

これに対し、当時のリンチさんは「断片的な考えでこのようなデリケートな話題をツイッターで議論するのは無責任だと思うし、ジョーがそうしないことを願っています。そうは言っても、ジョーの友人であり崇拝者として、彼女がどれほど寛大で愛情深い人であるかを忘れることはできません。彼女はまだ弱者のために戦っています。私は、シス女性がこの状況で最も脆弱な少数派であるという彼女の意見に同意しません。彼女はこの議論の間違った側にいると思います」と投稿。

リンチさんがJKRに対して友好的な感情を持ち続けたことで、JKRを「トランス嫌悪」と決めつけた活動家たちから反感を買い、一方メディアからはリンチさんをダニエルらJKRを諌（いさ）める俳優たちと一緒にされてしまいました。

結局リンチさんはJKRのツイートに対する社会的な攻撃から、最終的に自身のTwitterアカウントを削除しました。

しかしリンチさんはテレグラフ紙に、「JKRに対する（自分の）過去の判断は、共演者たちの見解よりは非難が少なかったものの、やはり一方的すぎました」とコメント。

「あの会話に引きずり込まれたとき、私はとてもナイーブでした。二つの側面（トランス女性を女性と認めることで、生物学的女性の権利が失われる場合がある）が存在することすら知りませんでした。善と悪というような見方をしていたのです」と反省。

「どちらの意見にも同情します」と述べ、「私は10代の頃自分の体が嫌いだったので、トランスの人たちにはとても同情しているし、彼らの苦しみを増やしたくないのです。ですがローリングさんが性別の移行の離脱者（detransition） の声を増幅させてきたことも重要だと思います。私は『このことについて話すのをやめよう 』という衝動に駆られましたが、おそらく今は不快な会話をすることに少し勇気を持っています」とローリングさんを擁護しました。

さらにリンチさんはキャンセルカルチャーについても言及。 「私は、人々が言っていることが気に入らなければ、彼らを黙らせるというこの考え方に違和感を覚えるのです」と語り、「次のステップは、本当に暴力だと思います。同じような考え方だと思う」とキャンセルカルチャーの行きつくところを危惧しました。

ルーナ・ラブグッド

トランス女性を巡っては、活動家は男性と女性の間の生物学的差異の主張を排他的であると見なし、女性用スペース（トイレや更衣室）の使用を要求。

生物学的女性（=シス女性）のみを「女性」と呼ぶのは差別だと訴え、それに迎合した団体はシス女性に対し「生理のある人」という表現を使い始めました。（ローリングさんはこれに反発し、「生理のある人々。そういう人たちのための言葉があったはずだけど。誰か教えて。 Wumben? Wimpund? Woomud?」と投稿し、炎上したのです）

英国では2010年の平等法により性差別が禁止され、性転換手術など無しに、顧客はショップやジムで好みの更衣室を自由に選択できるようになりました。

H＆Mやプライマーク、トータルフィットネスなどの店ではシス女性専用のスペースを設けておらず、薄っぺらなカーテンしかない場所（しかも防犯カメラはない）で、シス女性は着替えを余儀なくされています。

トランス女性も利用できるジェンダーニュートラルな女性更衣室で、背が高く体格の良い中年男性が女性用のレギンスに着替え、下半身全体が露出している所に遭遇しても、「トランス嫌悪」のレッテルを貼られることを恐れ文句すら言えなかったという女性など、デイリー・メール紙は実態を報じ、女性の権利が忘れ去られているとしています。

このように英国内で性別に中立なスペースが普及しているにもかかわらず、調査によると、国民の大半は圧倒的に男女別の施設を維持することに賛成しており 2022年7月に人権団体のSex Mattersが7,000 人 (主に女性)を対象に行った調査では、その大多数が、プライバシー、尊厳、および安全にとって（男女別のプライベートスペース）が不可欠であると述べています。

同年月の5000人を対象にした別の世論調査では、女性を自認しているが性転換手術をしていない生物学的男性が女性の更衣室の使用を許可されるべきだと考えている人は、わずか24％でした。

実際、2017年から2018年までの2年間に英国で起こった更衣室での性的暴行に関する134件の報告のうち、120件がジェンダーニュートラルな施設で発生したことが判明しています。

これらの事実を見ると、ローリングさんが生物学的女性のみが女性と訴え、女性専用のスペースにトランス女性が入ることを懸念しているのも理解できます。

さらに一部のトランス活動家が、たとえそれが疑われるだけの場合でも、多くの意見や声明をトランス嫌悪と見なすよう要求し、「気持ちだけ女性の生物学的男性」を女性と認めなかったり、女性のプライベートスペースに入ることを容認しないだけで「トランス嫌悪」と決めつけられる風潮も問題になっています。

生物学的女性が安全に生きる権利がはく奪され、しかもそのことに反論することもできなくなっているのです。

「正しい体に生まれた」と感じられない人々の苦しみに疑問を呈する人はいませんが、ごく一部の生物学的男性の感情だけが重視され、生物学的女性の気持ちを無視する風潮はフェアではないと言えましょう。

・・生まれながらの女性の権利も尊重し、「生物学的女性排除」「女性嫌悪」の無い社会であって欲しいものですね！

THR、Fox News、 Daily Mail、Slate、Le Monde　など[posted at JST 0:00/3/7/2023 ©ポッターマニア　無断転載禁止]

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