小道具の魔術師ピエール・ボハナ、芦田愛菜に世界に一つだけの魔法の杖をプレゼント！

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ピエール・ボハナさんは、ロンドンを拠点に活躍する造形美術監督。

ハリー・ポッター魔法ワールドには欠かせない道具の「箒」や「杖」、クイディッチの試合で使用された「金のスニッチ」など、シリーズ全作の小道具を制作。

『ファンタビ』シリーズでも魔法の杖や、主人公ニュートのトランクなど数々の小道具制作を手掛けています。

登壇したピエールさんは、「今日はお越し下さって有難うございます。この仕事に係われてラッキーでした。みなさんにこんなに熱狂的に迎えてもらって有難うございます」と挨拶。

舞台にはピエールさんが手掛けた、最新作に登場するキャラクターたちの杖やニュートのトランクなどの小道具がずらりと展示され、芦田さんはそれらを見つめて「本当にこんなに近くによっていいものかと興奮しています」嬉しそうにコメント。　

さらに「賢者の石」を持った愛菜ちゃんは「軽くもなく、すごく重いわけでもなく‥でも私には（有難さのあまり）重く感じます」と目を輝かせていました。

本作で初めて登場するグリンデルバルドの「ドクロのパイプ」も展示され、ピエールさんは「グリンデルバルドが使う、水たばこのパイプのようなもので、精霊（spirits）を吸い込んだり吐き出したりする魔法の道具。使い方はちょっと複雑」と解説。

「（本作では）ジョニー・デップ演じるグリンデルバルドの役がふくらんでいく。彼が何を考えているのかどういう行動をとるのかがどんどん見られる映画になる」と明かしました。

芦田愛菜とピエール・ボハナ

ピエール・ボハナ

本作で初登場のグリンデルバルドの小瓶も公開されましたが、あまりネタバレはできないのか「彼にとって非常に大切なアイテム」だと語るに留めていました（笑）。

小道具の発想は「J・K・ローリングの脚本や彼女自身、監督、デイビッド・ヘイマンプロデューサーや美術監督のスチュアート・クレイグが提案するアイデアをまとめて作業を進めていく」とのこと。

質疑応答のコーナーでは、会場のボハナさんファンから「アイ・ラブ・ユー！」との熱い声援も飛び（笑）、「僕の初のオフィシャルファンだよ」と、公認のお墨付きをもらっていました（笑）。

ファンからの「これまでのファンタビ・ハリポタの撮影の中で一番大変だったお仕事は何ですか？」との問いには、 「なかなか１つに絞れないけど、この仕事は楽しくて、小道具の仕事はジャーニー（旅）だと思う。最初から形が決まっているわけではないので、皆で頭をつき合わせながら答えを編みだしている。杖のようなシンプルな物であっても色々な考えがあってやっていくので、それが楽しくて仕方がない。あえて大変なことを1つ上げると、時間制限があって大変さを経験したこともあるし、ウィーズリー・ウィザード・ウィーズのように数が多くて大変な思いをしたこともある」と答え、出席者は納得した様子で頷いていました。

ちなみに愛菜ちゃんの印象に残っている小道具は、チェスの駒だそうで「『賢者の石』で、ロンがチェスの駒に乗って闘うシーンがすごく好き。そのシーンがカッコよくて印象に残っています」と話していました。

この後は参加者お待ちかねの抽選会が行われ、マスコミ用のパンフレット（10名様）、グリンデルバルドのニワトコの杖（5名様）とジャパンプレミア試写会招待券（1組2名様）がプレゼント。

最後に映画を楽しみにしているファンへのメッセージもあり、愛菜ちゃんは「ピエールさんからお話を聞かせて頂いて、ますます新作が楽しみになりました。知らない道具も出てくるし、小さなことも見逃しのないよう、前作を見て復習して、万全の態勢で本作を見られるよう準備したいです」と熱心にコメント。

ピエールさんは「今夜は来てくださって有難うございました。『黒い魔法使いの誕生』は細部までこだわり抜かれた作品で、ストーリー展開もハラハラドキドキさせるものです。いろんな策略があったり、ストーリー展開も楽しんで欲しいです。私も実際に見て、楽しませていただきました。ぜひお楽しみください」とアピールしました。

さらにピエールさんが芦田をイメージしてアトリエで作った世界に一つだけの”魔法の杖”をプレゼントすると、愛菜ちゃんは「嬉し過ぎて何て言葉にして良いか分からないです。宝物にします！有難うございます！」と大興奮。 ピエールさんから杖の持ち方を指導され、「ルーモス！」の魔法を唱え観客を沸かせました。

杖をプレゼント！

宝物にします！

最後にフォトセッションが行われ、ピエール・ボハナさんとのスペシャルイベントは大盛況のうち終了。この後出席者の方々は、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の応援上映を楽しみました。

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は11月23日（金）より公開！

呪文を唱える芦田愛菜ちゃん

ルーモス

公開された小道具

展示された小道具の数々

展示されたニュートのトランク

トランクの内側に貼ってあるメモ

『黒い魔法使いの誕生』キャラクターの杖

グリンデルバルドの髑髏のパイプ 　ドクロにある1898年は、ダンブルドアがグリンデルバルドとともに「より大きな善のために、魔法使いがマグルを支配する」という理想を夢見た年。　ドクロに書かれた文字の意味はおそらく「より大きな善のために」（ドイツ語？）

グリンデルバルドの小瓶(右)、ダンブルドアのアドモニター(左)　　アドモニター（警告モニター）は、人物を監視するために使うアイテム（と思われる）。1作目『魔法使いの旅』の中では、MACUSAの規則を破ったティナが、アドモニター・ブレスレットを装着させられて、MACUSAに監視されていた。本作では、ダンブルドアが英魔法省の監視下にあるのかも？

賢者の石、ハッフルパフのカップ、スリザリンのロケット

サーカスの笛、ドラゴンアイ・キャンディー、べラトリックスの剣、金のスニッチ

*当初は参加された方やコスプレの方を取材するつもりでしたが、イベント終了後すぐに上映会が始まったため、その時間がとれませんでした。すみません！

　[posted at JST 22:00/10/2/2018 ©ポッターマニア　無断転載禁止]

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