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エマ・ワトソン、フェミニスト・セレブリティ・オブ・ザ・イヤー受賞！

「ハリーポッター」でハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンさんが、“女性のためのミズ財団（Ms. Foundation for Women）”とコスモポリタン誌が主催する「フェミニスト・セレブリティ・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました！

これは、今年もっとも男女平等推進運動を支援した有名人を、オンライン投票で選出するもの。

エマはトランスジェンダーの人気女優ラバーン・コックスさんや歌手のビヨンセさんを抑え、みごと「2014年フェミニスト・セレブリティ・オブ・ザ・イヤー」の1位に輝きました。

“女性のためのミズ財団”とは、おもに低所得者・移民・有色人種の女性たちの権利と自由を確保するための運動を行っている団体。

同財団のCEOテレサ・ヤンガーさんは「選ばれた10人のセレブは、いずれもフェミニストという語を用い、男女平等を訴え、性差別主義者の抑圧と戦っている女性たちです。この調査とともに、さらに多くの人々と、女性のエンパワーメントについての話し合いを拡大したい」と話しています。

「フェミニスト」という言葉をめぐっては、米タイム誌が先月掲載した「どの言葉を2015年に禁止すべきか」という投票の項目に「フェミニスト」が入っていたことで、フェミニスト支援運動が再燃。タイム誌はのちに「フェミニストを（禁止語）リストに入れるべきではなかった」と誤りを認め、謝罪しています。

エマは９月、国連ウィメン親善大使としてニューヨークの国連本部でジェンダー平等（性差別の撤廃）を訴えるスピーチを行い、会場総立ちのスタンディングオベーションで称えられました。

スピーチの中で「女性の権利のための闘いは、（最近では）『男嫌い』の同義語になっていますが、このような風潮は止めなければなりません。性差別の撤廃は、男性の問題でもあります。男性が（男として）認められるために攻撃的にならなければ、女性がやむを得ず服従することはなくなります。男性が支配しなければ、女性も支配されることはありません」と強調。

さらに「今こそ私たちはジェンダー（性）というものを、二つの相反する理想としてではなく、多種多様に（spectrum）理解する時ではないでしょうか」とし、英国の政治家エドマンド・バークの「悪が勝利するには、ただ善良な男女が何もしないだけでいい」という言葉を引き合いに出し、何もしなければ性差別の撤廃は実現しないと訴えました。

「2014年フェミニスト・セレブリティ・オブ・ザ・イヤートップ10」リストは以下の通り。

【2014年フェミニスト・セレブリティ・オブ・ザ・イヤートップ10】
1位：エマ・ワトソン
2位：ラバーン・コックス　　（トランスジェンダー女優）
3位：レイチェル・マドウ　　（同性愛を公表しているMSNBC人気キャスター）
4位：ビヨンセ　　歌手
5位：シェール　　歌手
6位：エイミー・ポーラー　女優
7位：ティナ・フェイ　女優
8位：メリル・ストリープ　女優
9位：ミンディ・カリング　女優
10位：アン・カリー　　TV司会者

【ニューヨーク国連本部エマのスピーチ　日本語字幕付き】

（左から）ラバーン・コックス、レイチェル・マドウ、ビヨンセ

（左から）シェール、エイミー・ポーラー、ティナ・フェイ

（左から）メリル・ストリープ、ミンディ・カリング、アン・カリー

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