パンジー・パーキンソン役女優、「英国人留学生殺害事件」の映画化で魔性の女に！

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本作は、ペルージャ英国人留学生殺害事件（いわゆる“アマンダ・ノックス事件”）を題材にしたバービー・ラッツァ・ナドーさんによるノンフィクション小説『Angel Face: Sex, Murder and the Inside Story of Amanda Knox」の映画化。

ペルージャ英国人留学生殺害事件とは、イタリア中部のペルージャで２００７年、英国人留学生メレディス・カーチャーさんが性的暴行を受け殺害された事件。被害者はのどを切られ、血まみれとなった半裸の遺体で発見され、この残虐でスキャンダラスな事件は世界中のメディアをにぎわしました。

当時ルームメートだった米国人元留学生アマンダ・ノックス被告（２６）らがカーチャーさんを殺害したとして２００７年、禁錮26年の実刑判決を受け、４年間服役。しかし２０１１年の控訴審では逆転無罪が言い渡され、釈放されたノックス被告は米国へ帰国。その後２０１４年１月の差し戻し審では、禁錮２８年６ヶ月の有罪判決を受け、上訴しています。

『マイティ・ハート/愛と絆』のマイケル・ウィンターボトム監督がメガホンをとり、映画はこの事件を追った映画監督と女性記者の視点から描かれています。

主演の映画監督役を『グッバイ、レーニン!』のダニエル・ブリュールさんが演じ、女性記者役として『アンダーワールド』のケイト・ベッキンセイルさんが出演。ほかに、ナンバー１人気モデルのカーラ・デルヴィーニュさんが女子学生メラニー役で起用されています。

『アズカバンの囚人』のジュヌヴィエーヴ・ゴーントさんは何と、アマンダ・ノックス役で出演。係争中の事件であるため映画では「ジェシカ・フラー」という名前に変更されています。出演シーンはわずかのようですが、事件の主役を演じています。

清楚な容姿のアマンダ・ノックス被告は、マスコミから「天使（エンジェル）」と呼ばれる一方で、裁判を通じてイタリアの検察側からは「ファム・ファタル（男を狂わせる魔性の女）」などとあしざまに言われたため、「危険な悪魔」、「Foxy Knox（ずるいノックス）」とも表現されていました。

『ザ・フェイス・オブ・アン・エンジェル』は６日、開催中のトロント国際映画祭でプレミア上映され、ケイト・ベッキンセイルさんとカーラ・デルヴィーニュさんが出席しました。
この後１０月のロンドン映画祭でも上映されますが、一般公開は決まっていません。

なおデイリー・メール紙によると、アマンダ・ノックス被告の弁護士は、本作で同被告が犯人として描かれているとして製作者に対し告訴を検討しているとのこと。

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『アズカバンの囚人』のパンジー・パーキンソン（ジュヌヴィエーヴ・ゴーント）


アマンダ・ノックス役で出演のジュヌヴィエーヴ・ゴーント


アマンダ・ノックス：(左)２００９年一審で有罪　(右)２０１１年控訴審で逆転無罪に



トロント国際映画祭でプレミア上映上映。ナンバー１人気モデルのカーラ・デルヴィーニュ(左)と女優ケイト・ベッキンセイル



すっかり大人の女性になったジュヌヴィエーヴ・ゴーント


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