ロン
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...マルフォイのやつったら、ひどいよなぁ、僕のこと"Weasel(いたち、コソコソする人)"なんて呼んでさ! ブツブツ..。 うわっ、シ、シリウス! お久しぶりです! ホグワーツに来て大丈夫ですか? 見つかったらアズカバン送りなのに...。 |
シリウス・ブラック
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やあ、ロン、ちょっとハリーのことが心配でね..。それはそうとWeaselって君のあだ名かい? |
ロン
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う、マルフォイは口が悪いから。。でもハリー・ポッターには色々なヤジやあだ名が出てきますよね? |
シリウス
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そうだね。例えば、今のWeaselもそうだけど
★Potty and Weasel(ポッター、ポッティーのいかれポンチと、ウィーズリー、ウィーゼルのコソコソ君):3巻で、マルフォイがハリーとロンのことをこう呼んだ。pottyは「イカレた、バカな」、weaselは「イタチ、コソコソする人」という意味。PotterとPotty、WeasleyとWeaselがそれぞれ韻を踏んでいる(=太字部分の発音が同じ)。
..その他には、
★Scarhead(傷モノ君):2巻でマルフォイがハリーに対して言った言葉。scarは「キズ」のこと。
★the famous Harry Potter and his faithful sidekick Weasley(有名なハリー・ポッターと忠実なご学友のウィーズリー):2巻でスネイプ教授がハリーとロンを指して呼んだ。sidekickは「相棒、親友」のこと。
★pea-brain(ウスノロ):1巻でロンがトロールをこう呼んだ。pea-brainは「バカ、うすのろ」のこと。
★(call Prof.McGonagall) a lot of names(マクゴナガル教授に対して悪口雑言の限りをぶちまけた):3巻でロンがこっそり教授をののしった。call 人 (a lot of/all sorts of) names=call 人 every name in the bookは「人の悪口を言う、ののしる」という意味。
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シリウス
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そうだよ(笑)。その他、語呂合わせのテーマの時も紹介したけど、ピーブスもハリーに対してヤジを飛ばしてるよ。
★potty wee Potter!(ポッツリ、ポッツン、チビのポッター):weeはスコットランドの小児語で「ちっちゃな、ちっぽけな」という意味。ちなみにwee-weeは小児語で「おしっこ(する)、シーシー(する)」の意。
★Oh Potter, you rotter(オー、ポッター、いやなやつだー):rotterは「いやな奴、嫌われ者」という意味で、Potterとrotterは、-tterの部分で韻を踏んでいる。 |
ロン
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ハリーも随分ひどいことを言われてるんだなー。ブツブツ。。そういえばハーマイオニーもクラスでは「知ったかぶり(know-it-all)」って言われてるし、僕も彼女に「悪夢(nightmare)みたいなヤツだ」って悪口言っちゃったことがあったっけ。 |
シリウス
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勉強ができたりすると陰でコソコソ言われることがあるんじゃないかな。パーシーが良い例だよ。君や双子に、
★Bighead Boy(石頭):Head Boy(首席)の言葉遊び。
★Humungous Bighead(石頭):首席バッジに書いてあるHB(Head Boyの頭文字)を見て双子がからかった。humungousは「ばかでかい、巨大な」の意。
★Perfect Percy(パーフェクト・パーシー):PerfectはPrefect(監督生)のアナグラム(つづり換え)。
..なんて呼ばれてるんだから。
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ロン
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でもあいつの態度は本当にむかつくんだ! ホグワーツでは偉そうな事ばかり言っててさ!!
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シリウス
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まあそう怒るなよ、ロン。..あっ、もうこんな時間か。見つかるとまずいからそろそろ失礼するよ! じゃハリーを頼んだよ。又会おう! |
ロン
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さ、さよなら、シリウス! …あ〜あ、行っちゃった。今度はいつ会えるんだろうなぁ? |