ロン
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あ、ルーピン先生、来てくれたんですね! 「家庭教師に来て欲しい先生」の人気投票では、先生が1番人気なんですよ! 優しいし、教え方が上手いからって。 |
ルーピン
先生
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又会ったね、ロン。僕も1位に選ばれて嬉しいよ。..それはそうと君達ウィーズリー兄弟は遠くからでもよく目立つね。 |
ロン
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僕達の髪、燃えるような赤毛(flaming red hair)だから...そういえばハリー・ポッターの物語には、色の描写が沢山出てきますよね..? |
ルーピン
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うん、良い所に気が付いたぞ、ロン。ハリポタでは人物や動植物、景色などの描写に、色が頻繁に使われているんだ。例えば、1巻1章のダンブルドア先生は髪と髭が白く(silver of his hair and beard)、紫のマント(a purple cloak)を羽織った淡いブルーの目の(His blue eyes were light)年寄りだし、マクゴナガル先生はエメラルド色のマント(an emerald cloak)を着た黒い髪(black hair)の女性、という風に描かれている。色彩描写することで、読者が魔法世界や登場人物を想像し易くしているんだ。
それに色はシンボルのように扱われてる場合もある。ホグワーツ特急の紅色(scarlet)や、ホグワーツの各寮の色(赤・黄・緑・青)のようにね。
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ロン
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そっか。。髪の色の描写もハリーは真っ黒(jet-black)、シェーマス・フィネガンは黄土色(sandy)と、様々ですよね。 |
ルーピン
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すごいぞ、ロン! イギリスが舞台だから、登場人物の瞳や髪の色がそれぞれ違っていて当然なんだけど、その種類が豊富なんだ。中にはオリバンダー氏の瞳(pale eyes/silvery eyes)のように、ちょっと変わった人もいる。服装なども、ファッジが初登場した時は細縞のスーツに真っ赤なネクタイ(a scarlet tie)、黒いマント(black cloak)に紫色のブーツ(purple boots)を履き、黄緑色の山高帽(lime-green bowler)を小脇に抱えていた。この部分を読むだけで風変わりな感じが伝わってくるだろう? こうやって色で人物などを特徴付けて、描き分けしているんだ。
それから1〜3巻で、必ず色の描写がなされている箇所があるんだけど、どこだか分るかい、ロン?
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ロン
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うーん… 新学期が始まる日、僕達が列車や車でホグワーツ魔法学校に行く間の景色や天候の描写のことですか? |
ルーピン
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その通り! その部分では、暗緑色の丘(dark green hills)とか紫がかった荒野(purplish moors)など、必ず表現に色が使われているんだ。時間と距離の変化も伝わってくる。さすがに4巻ではやめているけど。又、Lavender BrownやSirius Blackのように名前に色を使った登場人物もいるんだ。
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ルーピン
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断定はできないけど、グリフィンドール・カラーやホグワーツ特急の色になっている赤には、良いイメージを与えているように思うよ。ちょっとネタばれになるけど、4巻の重要な場面でハリーの杖先から出る魔法も"a jet of red light"と書かれているしね。(但し相手の魔法は"a jet of green light"でハリーの瞳と同じ色。何故同じ色なのか色々深読みすることもできる..)。
その他には緑、青などの原色が頻繁に使われている。この様に、色の描写が与える効果などを考えながらハリポタを読んでも面白いと思うよ。
..う、うう、、、いつもの事だけど、、満月が近いから気分が。。。、悪いがここで失礼するよ…、じゃ又会おう、、
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ロン
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せ、先生〜! あーあ、行っちゃった。。ルーピン先生はすぐ気分が悪くなるからなぁ...病欠が多そうだから家庭教師として人気なのかな?…、 ブツブツ… |