イリュージョンショーの最中に権力者の悪事を暴露する、「正義のイリュージョニスト集団」ホースメンが再結成！

今回の標的は、巨大IT企業のオクタ社。ニューヨークで行われる同社のプレゼンテーションを乗っ取り、不正を暴露する計画を立てるが、彼らがジャックした会場は、何者かに逆ジャックされ、さらにホースメンの4人のメンバーの素性も次々と明かされてしまう。

FBIからも追われた彼らは、あらかじめ用意しておいた脱出用パイプからトラックに乗り込むが、何と到着したのは、マカオの中国料理店。
そこで待っていたのは、天才エンジニアのウォルター・メイブリー（ダニエル・ラドクリフ）。
彼こそがホースメンの計画を見破り、出しぬいた犯人だった。

イリュージョンを駆使して悪人から大金を奪う犯罪集団フォー・ホースメンの活躍を描き、2013年に大ヒットした『グランド・イリュージョン 』の続編。

世界一有名な魔法使いハリー・ポッターを演じたダニエル・ラドクリフ君が、マジックを全否定する悪の天才エンジニアのウォルターメイブリーを演じたことで、注目されています。

1作目に登場したヘンリー・リーブス(アイラ・フィッシャー)の代わりに メンバーに加わったルーラ(リジー・キャプラン)を入れた「フォー・ホースメン」が、ウォルターの罠にかかり、世界中の全システムに侵入できるコンピューターチップを オクタ社から盗み出すよう脅迫されてしまいます。

物語は、フォー・ホースメンの5人目のメンバーでFBI捜査官のディラン・ローズ(マーク・ラファロ)と、前作で刑務所に入ることになった元マジシャン、サディアス・ブラッドリー (モーガン・フリーマン)の対立を中心に進んでいきます。

ですので1作目『グランド・イリュージョン 』をあらかじめ見ておいた方が、本作をより楽しめるかも知れません。

世界的なマジシャン、デヴィット・カッパーフィールドが監修しただけあり、降っている雨が途中で止まったり、大量のトランプに紛れて消えたりと、奇想天外なイリュージョンやカードマジックに目が釘付け！

さらにマジックだけでなく、人間ドラマもバッチリ描かれているので、自然と映画の中に引き込まれてしまいます。

面白かったのは、メンタリストのメリット（ウディ・ハレルソン）に双子の兄弟がいたこと。ウディさんがカーリーヘアのカツラを被り、コミカルに演じています。

目を見張るイリュージョンの連続、ダニエル君の演技（天才科学者なのにちょっと抜けた所があるウォルターを好演）が満喫でき、最後は思いもよらない大どんでん返しで気分はスッキリ！

おススメのエンターテインメント大作です♪

★★★★☆（5点満点）