The Hungarian Horntail / ハンガリー・ホーンテイル種

ハリーの心の中ではだんだん「第1の課題」への
恐怖が広がっていった...
リタ・スキーターの記事
彼女の書いた記事が日刊予言者新聞に掲載された。しかしメインで取り上げられたのは(トーナメントでは無く)ハリーの人生で、「今でも夜になると時々両親を思って泣いています」などの激しいデッチ上げが書かれていた。インタビューの際に彼が発した「えーと(er)」は、「ハーマイオニーが恋人だ」という長い記事にすり変わっていた。

ハーマイオニーの怒り
ハリーとロンは相変わらず絶交状態。ハーマイオニーはお互いの所に行っては仲直りするよう試みるが、ハリーは頑固に「自分からは(仲直りを)切り出せない」と断ってしまう。本当は淋しく思っているのに。。

Wonky Faint?
ハリーは相変わらず「呼び寄せ呪文(Summoning Charm)」をうまく唱えることができない。理論を学べばできるかもしれないと、ハーマイオニーと伴に図書館へ。そこにはヴィクトール・クラムが、取り巻きの女子の大群に囲まれ、勉強していた。ハーマイオニーは「Wronski Feint(ウロンスキー・フェイント=クィディッチの技、以下参照)」のことを「Wonky Faint(ウォンキー・フェイント=よろよろした気絶)」と言い間違え、ハリーの失笑を買う。ロンが聞いたら何て言うだろう?

居酒屋「三本の箒」
ホッグズミート行きの日、ハリーは透明マントを着て出かけることにした。「三本の箒」でムーディーに会うが、透明マントを着ている姿も彼には見えるらしい。ハグリッドは、そのマントを着て今日の真夜中に自分の小屋に来るよう、ハリーを誘う。

ハグリッドのおめかし
深夜、小屋に行くと、ボタン穴に特大のアーティチョークを差したハグリッド(髪には櫛の跡もあった)が居た。ハリーを見ると「良いもん見せてやっから」と言う。マダム・マキシムと3人で(ハリーは彼女に気づかれないよう透明マントを着ている)森の方に歩くと、何と4頭のドラゴンが炎を吹いていた!

スェーデン・ショート-スナウト種
シルバー・ブルーの色をして、長く尖った角(つの)を持っている。

ウェールズ・グリーン普通種
滑らかな鱗がある緑色のドラゴン。

チャイニーズ・ファイアボール種
顔の回りに黄金色の棘のような奇妙な房がある、赤いドラゴン。きのこ型の炎を噴き出す。

ハンガリー・ホーンテイル種
黒い巨大なドラゴン。トカゲの姿に似ている。

4頭のドラゴン
ドラゴンの周りにはドラゴン番(dragon keeper)の魔法使いが少なくとも30人はいて、1頭のドラゴンにつき7〜8人が、ドラゴンの首と足に巻きついた重い皮ベルトに繋がったチェーンを引きながらコントロールしようとしている。ドラゴンは6〜12メートルの炎を吹くらしい。

Stunning Spell(麻痺魔法[呪文])
呪文はStupefy!「麻痺せよ!」 30人の魔法使い全員が同時にドラゴンに向けてこの魔法をかけると、ドラゴンはドサッと倒れた。

チャーリー・ウィーズリー
魔法使いの中にはチャーリーの姿も! 彼によると、第一の課題ではチャンピオン1人に付き1頭のドラゴンが割り当てられ、その前を通り過ぎる(切り抜ける)試験なのではないか、とのこと。でも4頭とも雌で、卵を抱いているのには何か訳があるのだろうか?

カルカロフ
シリウスと会うためにハリーがあわてて城に帰る途中、カルカロフとぶつかる。ハリーは透明マントを着ていたので、動物にぶつかったのだと勘違いされたようだ。

シリウスとの会話
グリフィンドール談話室の暖炉に戻ると、炎の中にシリウスの頭があった。ハリーは思いのたけをぶちまける。自分はトーナメントに申し込んでいないのに、そのことを誰も信じてくれないこと、リタ・スキーターが新聞にデタラメの記事を書いたこと、ロンが彼を信じてくれないこと、ジェラシー、第一の課題がドラゴンであること、等々。。

今度はシリウスが話し始める。カルカロフはデス・イーターだったのだ。シリウスと伴にアズカバンに居たが、魔法省と取引をし、罪を認めて仲間のデスイーターの名前を密告して釈放されたのだった。それ故ダンブルドアは今年Auror(マッド-アイ)をホグワーツに呼びよせた。彼を見張る為に、、。カルカロフをアズカバンに送ったのはマッド-アイだったのだ。

そしてシリウスはドラゴンに対してのアドバイスを始める。「一人ではドラゴンに気絶魔法を唱えちゃいけない。その魔法をかけるには6人ぐらいは必要なんだ。でも一人でも切り抜けられる方法はある。簡単な魔法をかければ...」…しかし肝心な所で人の気配がし、シリウスは去ってしまう。部屋に入って来たのは何とロンだった。。

ハリーとロン
ロンは、ハリーが何処に居るのか心配で談話室にやって来たのだった。しかし最も聞きたかった所で会話を邪魔されたハリーは怒り、ロンの全てが嫌になってしまう(彼が故意に邪魔したのではないと分ってはいるのだが…)。ロンに「次のインタビューの練習を静かに続ければ良いだろ!」と言われ、ハリーは《POTTER REALLY STINKS(ポッターくさっ)》バッジを投げつけてしまう。それはロンの額に当たって跳ねかえったのだった。。



・ウロンスキー・フェイント:クラムがクィディッチ・ワールド・カップで披露した技。シーカーが金のスニッチを見つけたフリをして地面に急降下し、敵のシーカーを真似させて地面に激突するよう仕向ける作戦。ポーランドのシーカー、ヨセフ・ウロンスキーに因んで命名された(笑)。


セドリックはどうなるの?
マダム・マキシムとカルカロフがドラゴンを見た以上、話が代表選手に伝わるのは間違いなさそうだ。第一の課題の内容について知らないのは、セドリックだけ...。

カルカロフとデスイーター
シリウスの話では、カルカロフは自由の身になるとダームストラング校で闇の魔術を教え始めたらしい。ゴブレットにハリーの名前を入れたのがカルカロフなら芝居は上手すぎる。しかしその手で魔法省を騙して釈放させた人物だ。。又、ムーディーがホグワーツに来る前日に襲われたのは、誰かが彼をホグワーツに来させないようにしたから。彼が学校に居ると仕事がやり難くなる人物の仕業。。カルカロフがハリーを殺そうとしているのだろうか?? 最近デスイーターの動きは活発化している。それはヴォルデモートが、失踪したバーサ・ジョーキンスからワールドカップの情報を聞いたからなのではないか? カルカロフはヴォルデモートの命令でここに来ているのだろうか? ハリーを事故にみせかせて殺すのにトーナメントは好都合だ..。

・Original Page Date:5/10/2002
・1st Page Update:5/17/2002(「Harry Stinks」→「Potter Stinks」に修正〜Muellerさんからのご指摘です。Thanks!)

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