『吟遊詩人ビードルの物語』は、最終7巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』の中に登場した、魔法界の童話。グリム童話のように、吟遊詩人ビードルが集めた複数のおとぎ話が収載されています。
シリーズ完成後、作者のJ・K・ローリングさんが実際に手書きで執筆、わずか7冊だけ作り、編集者などハリポタ出版に関わった6人に贈呈しました。
残りの1冊が2007年12月、ロンドンで慈善オークションにかけられ、アマゾンが195万ポンド(当時約4億4,600万円)で落札。
当初、一般発売は予定されていませんでしたが、ファンの要望もあり英国版、米国版とアマゾン限定版の3種類が2008年12月4日に発売。その後、日本語版やフランス語版を含む23言語でマグル向けに出版されました。
本の印税は慈善団体「児童ハイレベルグループ/CHLG」に寄付されます。
【『吟遊詩人ビードルの物語』に収録されている物語】
第1話 "The Wizard and the Hopping Pot (魔法使いとポンポン跳ぶポット)"
第2話 "The Fountain of Fair Fortune (豊かな幸運の泉)"
第3話 "The Warlock's Hairy Heart (毛だらけ心臓の魔法戦士)"
第4話 "Babbitty Rabbitty and her Cackling Stump (バビティ兎ちゃんとペチャクチャ切り株)"
第5話 "The Tale of the Three Brothers (三人兄弟の物語)"
【オリジナルの7冊は誰が持っている?】(公開されている情報)
・バリー・カニンガム氏(英国版元ブルームズベリー社の元パブリッシャー。ハリー・ポッターを世に送り出した人物。現在は児童文学出版社チキンハウス創設) インタビュー
・アーサー・レバイン氏(米国版ハリー・ポッター編集者) 『ビードル』朗読ビデオ
・アマゾン(195万ポンドで落札)
|